2018年11月25日 日大三高グラウンド

東京代表vs日大三

2018年 練習試合(交流試合)・秋 練習試合
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甲子園4強投手陣+松澤の本気の投球に、東京代表打線苦しむ



坂本一樹(岩倉)

 来月、キューバ遠征を行う東京代表のメンバーは11月25日、日大三グラウンドで、2回目の合同練習を行った。午前中連係プレーを中心に守備練習を行った後、午後からは練習試合を行った。相手は日大三の3年生に、1年生の夏から帝京のエース格であった松澤 海渡が加わったメンバーだ。負傷のため、主将だった日置 航は出ないものの、この夏の甲子園の4強メンバーに帝京の松澤という、夏までは東京の高校野球の主役であったメンバーに、キューバ遠征のメンバーということだけでなく、この秋から来年にかけての東京の高校野球を引っ張って行くであろう選手たちという、興味深い対戦になった。

 試合は5回終了時に一旦リセットされる、変則方式。最初の試合は、日大三は特別参加の帝京の松澤が、東京代表は岩倉宮里 優吾が先発した。

 この日は、松澤が素晴らしかった。夏の大会が終わり、プレシャーから解放されたためか、腕がよく降れ、勢いのある球が内外角に決まった。1回表は、東京代表の1番・野村昇太郎(二松学舎大附)、3番・小山 翔暉東海大菅生)の詰まった内野ゴロが、彼らの足の速さもあって、内野安打になったが、4番・生沼 弥真人早稲田実業)、5番・右田 稜真二松学舎大附)を連続三振に仕留めた。

 その裏、日大三の攻撃でアクシデントがあった。1番・柳澤 真平のレフトフェンスに達する打球を、左翼手の野村が、フェンスにぶつかりながらも好捕した。ただその時野村は、口周りに裂傷を負い、交代となった。そのため、一塁手だった生沼が左翼手になり、一塁手には、普段は遊撃手や二塁手である小松 涼馬が就いた。代表メンバー、20人でやり繰りしなければならないので、こうした緊急事態には、通常のポジションとは関係なく、対応する必要がある。またそうしたことに、対応できるメンバーでもある。

 東京代表の先発・宮里は、落ちる変化球を駆使して抑えてはいたが、2回裏に、2個の四球と失策があり、一死一、三塁となり、9番・金子 凌の左犠飛で1点を失う。日大三は、点を取る術を知っているのが、全国ベスト4の底力といったところか。

 3回裏からは、同じ岩倉の左腕・坂本 一樹が登板。二死後、日大三の4番・大塚 晃平、5番・中村 奎太に連打を浴びたが、6番・佐藤 コビィへの2球目の直後、二塁走者の飛び出しをみて、捕手の小山が牽制で刺して、ピンチを逃れた。秋季都大会、3回戦の二松学舎大附戦以来久々に「小山キャノン」が威力を発揮した。

 日大三は特別参加の松澤が3回を無失点に抑え、4回表からは、左腕の河村 唯人が登板した。河村は交代するや5番・右田、6番・成瀬 脩人東海大菅生)に連打を浴び、7番・藤波 怜央帝京)を四球で出し無死満塁となったが、甲子園でも威力を発揮した球威は健在で、後続を三者三振に抑え、ピンチを切り抜けた。

 4回裏の二死後、東京代表は坂本から、伊藤 大征早稲田実業)に代わると、代わりばなに8番・齊藤 龍二が右中間にこの試合唯一の長打となる三塁打を放ったが、9番・金子を左飛に打ち取り得点はなく、最初の5回は1対0で日大三が勝利した。

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