2018年11月24日 白井高校第二グラウンド

白井vs都立小岩

2018年 練習試合(交流試合)・秋 練習試合
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成功体験で成長したい白井、潜在能力の高い小岩に挑んで学習



小岩・渡辺壮太郎君

 千葉県のニュータウンとも言われている白井市は人口にして6万人強というさほど大きくはない街である。行政的には2001年に白井町から市となった。東京都心からは約25キロ離れているが、北総線が開通したことで、一気に東京のベッドタウンとして発展していった街でもある。どうかすと過疎になりかねない要素もある土地ながら、一気に都心としての佇まいを備えてきてはいるが、一方で未開発の土地も多いというのが現実だ。

 そんな土地だけあって、白井高校も学校から約1キロ離れた地点ではあるが、第2グラウンドとして野球部専用球場を保有している。現在は1、2年生で選手10人と女子マネージャー2人という小世帯である。それだけに、広いグラウンドをやや持て余し気味でもあるというのが正直な印象だ。東京都の教員を務めていたが、野球指導の現場環境を求めて、グラウンドの確保できるところということで、千葉県に再挑戦して赴任することとなった櫻井剛監督。周囲の中学校や少年野球チームに声をかけて行きながら、徐々に部としての形を整備していっている。こうして、このグラウンドを十分に活用できるようにしていきたいという思いで日々取り組んでいる。

 櫻井監督自身は福島県の安達の出身ではあるが、最初は東京都の採用試験をクリアして教員となった。東京都の教員として最初に赴任していた都立小岩で野球部監督を務めていた。その後任に永山から異動して来た西悠介監督は、早稲田大での同期ということもあって気心が知れていた。そんなこともあって、自分がある程度基礎を作ったところを安心して任せられる形になったとともに、自身が再挑戦して千葉県へ移ったという経緯がある。それだけ、高校野球を指導していくということに対しての思いは強いとも言えよう。

 都立小岩を引き継いだ西監督は、当初は選手や保護者たちの下町気質や、自分が目指そうとしている野球スタイルと、選手たちの求めている者との差異があり、いささか戸惑いもあったという。しかし、それでも熱心に指導を続けていく中で、徐々に自分の思いが浸透してきた。早稲田実で自分が体験してきた質の高い野球を少しずつでも伝えていかれるようになってきた。

 こうして、都立小岩そのものも野球部としての形がしっかりと育まれてきている。

 そんな背景を見て行くと、改めて高校野球というのは、指導者たちの熱い思いに支えられており、それをどうやって、今の高校生たちに伝えていくのか、その葛藤の場でもあるということも見えてくる。と同時に、櫻井監督のように、「これまで、何一つ褒められたり、評価されたことがない生徒たちを、野球を通じて、どんな形でもいいから成功体験を味あわせてあげたい」という思いも強い指導者たちの情熱、思いもほとばしっている。

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都立小岩 【高校別データ】
白井 【高校別データ】

応援メッセージ (1)

白井白井高応援久美☆ 2019.02.20
私が千葉県教職に採用されたのが白井高でした。私は卒業生ではないですが、やはり新任でのところには思い入れがありますから。少ない部員なりにも精一杯の姿は見てて本当に嬉しくなりますね。

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