2018年11月18日 富津ふれあい公園野球場

木更津総合vs拓大紅陵

2018年 練習試合(交流試合)・秋 南部大会 決勝戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

木更津総合 1年生投手リレーで同地区のライバル・拓大紅陵を圧倒!



篠木健太郎(木更津総合)

 君津、館山、木更津を中心に開催されている南部地区野球大会。長い歴史を誇るこの大会は11月に開催される。決勝戦のカードは木更津総合vs拓大紅陵の一戦となり、富津ふれあい公園野球場の内野席はほぼ埋まる形となった。

 そんな中、木更津総合の先発マウンドに登ったのは篠木 健太郎(1年)だ。1年春の関東大会から公式戦デビューした本格派右腕だ。ストレートは常時135キロ~138キロで、初回に最速140キロを計測。しかしどうも制球に苦しみ、無死満塁のピンチを迎える。4番打者を空振り三振に打ち取ったものの、5番小野寺 翔真(1年)に犠飛を打たれ、1点を失う。しかし2回表、篠木は一死二、三塁から適時打を放ち、自らのバットで逆転に成功。3回表にも6番戸嶋 大貴(2年)の内野安打の間に1点を追加し、5回表にも二死二塁から5番比連崎の中前適時打で4対1と突き放す。

 篠木は尻上がりにストライク先行に。135キロ前後のストレート、120キロ~125キロ前後の曲がりが鋭いスライダー、100キロ前後のカーブで投球を組み立て、最後は回転数抜群の130キロ後半のストレートで、空振り三振を奪うスタイルで、ゲームを支配し、7回1失点11奪三振の好投を見せた。

 篠木はメカニクスが素晴らしい。ワインドアップからゆったりと始動し、左足を胸元の近くまで引き上げ、その後、左足を遊撃方向へぐっと伸ばし、半身の体制で着地を行う。左腕のグラブを斜めに伸ばして開きを抑え、内回りのテークバックを取って、しっかりと右ひじを上げていきながら、トップを作る。そこからリリースに入る。打者よりでリリースができており、うまく体の入れ替えができており、連動したフォームになり、見た目では躍動感溢れる投球フォームとなる。木更津総合には149キロ右腕・根本太一がいるが、メカニクス的には彼が優れているように感じる。

 8回表、木更津総合は一死満塁から2番小池 柊稀(2年)が甘く入ったストレートを逃さず、左前適時打を放ち、待望の1点を追加。その後、押し出しで6対1になった後、5番比連崎 琉聖(2年)の満塁本塁打で10対1と大きく点差を広げた。

 比連崎は将来が楽しみな右のスラッガー。どっしりとした構えからコンパクトスイングでボールをとらえる選手。手元までボールを呼び込んで、的確にボールをコンタクトしていく。今後の逸材が楽しみな逸材といえるだろう。

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