2018年11月17日 香川県営野球場(レクザムスタジアム)

報徳学園vs高松商

2018年 練習試合(交流試合)・秋 招待試合
印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

さすらいの四国探題 寺下友徳

報徳学園、神宮大会ベスト4・高松商に快勝!



高松商先発・香川 卓摩

 山下 航汰(読売ジャイアンツ育成1位指名)をはじめ、猛打を見せつけた健大高崎を招いた昨年に続き、今年で2度目となった「香川県高等学校野球連盟招待試合」秋の部。今回は夏の甲子園ベスト8、秋の近畿大会でもベスト8入りし、夏春連続甲子園を視野に入れている報徳学園(兵庫)が招待された。

 高松商志度英明藤井学園寒川の秋季香川県大会4強が2日間にわたり順に対戦する中、初戦の相手は四国大会優勝に続き、先の明治神宮大会でも八戸学院光星を破り、敗れた準決勝でも星稜に最後まで食い下がった高松商報徳学園にとっては近畿地区の優位性を示し、近畿「6枠」のセンバツ出場権に少しでもプラス要素を加える上でも勝利が必須とされた一戦である。

 そして報徳学園は文句なしのスタートダッシュを見せる。高松商エース・香川 卓摩(2年・左投左打・165センチ62キロ・東かがわリトルシニア出身)に対し、先頭打者の西井 星矢(2年・捕手・右投左打)が左中間二塁打を放つと、一死後3番の赤﨑 優大(2年・右翼手・右投右打)の中前打で先制。2回裏にはまたも西井が二塁打で作った二死二・三塁から赤﨑が初球を叩き三遊間適時打。4番・浦上 大(2年・三塁手・右投右打)はセンター横をあっという間にライナーで抜ける三塁打で5対0。

 さらに報徳学園は敵失などで3回裏に2点を加えると、4回裏には無死二・三塁から5番・岸野 皓大(2年・一塁手・右投左打)が相手一塁手のグラブを弾く強烈な2点適時打。4回で12安打9得点と高松商・明治神宮大会ベスト4の祝賀ムードを吹き飛した報徳学園は、その後もベンチ入り20人中14人の選手を使いながら安定感のある戦いを披露。コールドのない招待試合ながら10対3で快勝を収めた。



左腕エース・林 直人(報徳学園)

 一方、敗れた高松商にとってもすでに出場が決定的になっているセンバツへ向け、この時期に課題をもらった意味は少なくない。打線は報徳学園左腕エース・林 直人(2年・左投左打)から10安打を奪っても6回表二死二・三塁から6番・谷口 聖弥(1年・二塁手・166センチ67キロ・右投右打・高松市立桜町中)が放った右翼線2点二塁打のような「強く、大きな打球」(長尾 健司監督)がなかなか打てなかった点。ディフェンスでも明治神宮大会同様に低めに制球できなければ痛打を浴びる投手陣と、「一歩目が出ていれば捕球できていた」と指揮官も指摘した内外野守備など、報徳学園との現時点レベル差が露わになった部分を冬に修正できれば、春には一段成長した姿を聖地で披露してくれるはずだ。

(取材・写真=寺下 友徳

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
勢いが止まらない栗原陵矢、岡本和真!1軍デビューした岸潤一郎ら2014年U18日本代表の現在は? 【ニュース - 高校野球関連】
U-18では3番を打った岸田 行倫(巨人)ら!2014年2年連続選抜出場を果たした報徳学園ナインのその後を紹介 【ニュース - 高校野球関連】
第111回 ミレニアム世代トップランナー・小園海斗の成長過程を報徳学園時代からひも解く【高校野球コラム】
第1142回 秋に台頭した報徳学園の核弾頭・三宅雄雅 覚醒の秘訣は「ツイスト打法」の習得 【2020年インタビュー】
第111回 あの名将があの高校へ!元U18日本代表監督や横浜高校など、この春にあった主な人事異動一覧 【高校野球コラム】
第1001回 明石商に勝つためでなく全国の壁を破るため。秋の兵庫県王者・報徳学園が見せる強豪の矜持【野球部訪問】
第1135回 三拍子揃ったプレースタイルが武器の荒木颯太(熊本泗水ボーイズ) 小園海斗を目標に春から報徳学園へ  【2020年インタビュー】
第1003回 春の香川は最速147キロ右腕・内田 悠太擁する大手前高松、小倉全由の教えを注がれた丸亀城西らに注目!【前編】【大会展望・総括コラム】
第1003回 春の香川頂点と広陵挑戦、そして夏のシード権獲得へ!春季香川県大会を徹底解説!【後編】【大会展望・総括コラム】
第1118回 報徳学園のエース・坂口翔颯が目指す「圧倒」する投球。スケールと制球力を高めて夏こそ聖地へ 【2020年インタビュー】
天理vs報徳学園【2019年秋の大会 令和元年度 秋季近畿地区高等学校野球大会】
鶴岡東vs高松商【第101回全国高等学校野球選手権大会】
高松商vs坂出工【香川県 2019年夏の大会 第101回選手権香川大会】
第979回 人間的な成長を求めて兵庫を飛び出した強打の核弾頭・森口修矢(神村学園)【前編】 【2019年インタビュー】
第963回 名門の道を歩んできた野球人生 転機となった台湾遠征 宮本涼太(大阪桐蔭)【前編】 【2019年インタビュー】
高松商vs日本文理大附【2019年 練習試合(交流試合)・春】
富岡西vs高松商【2019年春の大会 第72回春季四国地区高等学校野球大会】
高松商 【高校別データ】
報徳学園 【高校別データ】

応援メッセージを投稿する

試合記事トップに戻る サイトトップに戻る