「2017甲子園チャンピオンカーニバル」制したのはセンバツ王者・大阪桐蔭!



大阪桐蔭バッテリー

 高校野球ファンにとって夢の公式戦初対決が松山・坊っちゃんスタジアムで実現した。2017年センバツ王者の大阪桐蔭(大阪)と2017年夏の甲子園優勝・花咲徳栄(埼玉)が国体2回戦で激突。大阪桐蔭・西谷 浩一監督と花咲徳栄・岩井 隆監督は「昭和44年会」同級生・旧知の仲であることも、「2017甲子園チャンピオンカーニバル」の興味に拍車をかける材料となった。

 試合は中盤まで混沌とした展開。1回表、花咲徳栄は一死満塁から5番・須永 光(3年・捕手)の右前適時打で幸先よく先制するが、大阪桐蔭は二死一・二塁から侍ジャパンU-18代表の1番・藤原 恭大(2年・中堅手)の左翼線2点二塁打ですかさず逆転。「WBSC U-18ワールドカップを経験し、もっと筋力アップしていい打者にならないといけないと思った」意気込みを彼らしい2打席連続逆方向への長打で体現した。

 その後、5回裏に相手暴投で大阪桐蔭が1点を加え、7回表に花咲徳栄が3番・西川 愛也(3年・左翼手)の右中間最深部に飛び込む大会第7号で1点を返した後の7回裏。「相手のスキを見逃さない」と敵将・岩井監督も指摘した大阪桐蔭の真骨頂が披露される。

 一死から4番・根尾 昻(2年・三塁手兼右翼手)の左中間を破る二塁打などで一死一・二塁の絶好機をつかむと、前の打席に代打出場しそのまま一塁手に入っていた6番・西島 一波(3年)の遊ゴロを相手が失策。後方に転がる間に根尾がホームインしたばかりでなく、西島まで二塁ベースを奪取してみせ勝ち越し。その後は前日の済美戦でサヨナラ3ランを放った7番・坂之下 晴人(3年・二塁手)の左越2点二塁打などで一気に攻め立て4得点。最終回に花咲徳栄は二死から西川の安打と4番・野村 佑希(2年・一塁手兼投手)の2ランが飛び出したことで、いっそう大阪桐蔭のビッグイニング力が際立つ形になった。

「もし負けたら深夜になってもそのままバスで野球部寮に帰る用意をして、宿もチェックアウトしてきました。だからこれから再チェンクインします(笑)」と試合後の、西谷監督。このように3年生にとってはラストタイトルになる国体の勝ちにこだわりつつも11日(水)に控えた秋季大阪府大会準決勝へも最善の準備を考え続ける指揮官に導かれ、大阪桐蔭は明日、坊っちゃんスタジアムで今シーズン2つ目の頂点獲得を狙う。

(文=寺下 友徳

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