津田学園、下級生の活躍で「オール3年」日本文理を破る!



勝利した津田学園ナイン

 夏の甲子園では東海地区でも唯一となる甲子園1勝をあげた津田学園(三重)と、同じく夏の甲子園では鳴門渦潮(徳島)に快勝、仙台育英とも0対1の好勝負を演じた日本文理(新潟)が初戦を迎えた2回戦第2試合。

 すでに秋の新潟県大会を制し10月14日からの秋季北信越大会(福井県開催)を控える1・2年生たちを新潟県に残し、今大会が正真正銘最終采配となる大井 道夫総監督と3年生16人で戦う日本文理に対し、秋は三重大会2回戦で菰野に0対7で敗退した津田学園は甲子園のスタメン8人に「左打線に対してはいつも先発している」(佐川 竜朗監督)2年生左腕・河村 信吾を加え、1・2年生7名がスタメンという対称的な布陣となった。

 まず主導権を握ったのは津田学園。3回表一死二・三塁から3番・仲林 泰生(2年・三塁手)の遊ゴロで先制すると、続く4回表には5番・上下 大地(1年・右翼手)、主将の久保田 拓真(2年・捕手)の連続二塁打で追加点。2対0とする。

 日本文理もその裏、失策で1点を返したものの、津田学園は以後も着実に加点。6回表は内野ゴロ、7回表は二死一・三塁から上下の右前適時打で計4得点を奪うと、守っても河村が6回・84球を投げて失点2。甲子園1回戦・藤枝明誠(静岡)戦(試合記事)でも好リリーフした左腕・若林 潤(3年)も3回4奪三振無失点で締め、津田学園が初出場の国体で初勝利をあげた。

 敗れた日本文理は先発の稲垣 豪人(3年)が縦スライダーを駆使し6回で7奪三振と奮闘したが、大井監督いわく「バタバタすると思ったところバタで終わってくれた」攻守があと一歩でかみ合わず。1986年就任、2009年夏甲子園準優勝など、新潟県野球に大きな足跡を残しながら32年を過ごしてきた75歳・大井 道夫監督の監督人生は「(宇都宮工の左腕エースとして)1959年夏の甲子園決勝で延長15回を投げあった金子 哲夫さん(西条~元阪神タイガーズ)と58年ぶりに逢うことができた」縁の地、愛媛県で幕を閉じることになった。

(文=寺下 友徳

関連記事2017年国民体育大会特設応援サイト

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。