2017年11月19日 小山高校グラウンド球場

小山vs伊勢崎工vs新宿

2017年 練習試合(交流試合)・秋 練習試合
印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

「もがく」小山、盗難被害から回復の伊勢崎工、進化を見せる新宿。それぞれの秋



142キロを出すといわれる大友直樹君(小山)

 かつて、甲子園出場は春2回、夏4回で、76年春のセンバツではその大会では準優勝を果たすなどの実績もある小山。03年以降は甲子園から遠ざかり、近年はやや低迷も続いていたが、16年に斎藤 崇監督が宇都宮清陵から異動。「もがけ」という言葉をテーマとして掲げている。

「まだまだ、本気になり切れていない部分もあって、歯がゆいんですけれども、選手には、ある程度は厳しいこともやらせています。自主性が独り歩きしていかないようにしないと、本当の意味で、チームの力にはなっていかない」と、考えている。そのためには、選手たちが自分で考えてもがき苦しんで、その中から這い上がってきてほしいという願いなのである。

 選手それぞれがもがき苦しむ中から何かをつかみ取って、それを個々としても、チームとしても成長につなげていきたいという姿勢で取り組んでいる。そうした意識が少し浸透してきて、今春は6年ぶりにベスト8まで進出するなど、着実にチームが変革しつつある。古豪に新しい血を吹き込んでいこうという気持ちは強い。そして、斎藤監督自身ももがきながらチーム作りに取り組んでいる。

 この秋の小山には、最速142キロまで出せるという大友直樹君が前チームから残っており、投手中心のしっかりと守っていかれる野球を目指したいところである。しかし、斎藤監督は、「この学年は、個々の能力はそこそこある選手もいるんですけれども…、それぞれのまとまりがよくなくて…、足を引っ張り合ったりしていて、(野球に)取り組んでいく意識の部分で問題があるんです。まずは、そこから変えていかなくては」と、厳しい姿勢で見つめている。

 それもやはり、「古豪復活を託されている」という意識も強く持っているからであろう。自身は、栃木県出身ではない(鎌倉学園→國學院大)ということもあって、「変に(古豪だということを)意識することはないですから、思い切っていろんなことをやっていきたいと思っている」と、宇都宮清陵時代にも、06年に就任2年目で関東大会まで導いたように、もがきながらも栃木県に新たな風を吹かせていきたいと勇んでいる。

【次のページ】 小山vs伊勢崎工vs新宿(2)

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
練習試合(交流戦)・秋 【大会別データ】

応援メッセージを投稿する

試合記事トップに戻る サイトトップに戻る