2016年10月29日 松山中央公園野球場 (坊っちゃんスタジアム)

帝京第五vs英明

2016年秋の大会 第69回秋季四国地区高等学校野球大会 準決勝
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さすらいの四国探題 寺下友徳

帝京第五「徹底」からの「探究」で開いた48年ぶり聖地への扉

帝京第五先発・岡元 健太朗(2年)

 まず、敗れた英明について触れたい。準々決勝ではバス3台などでスタジアムへ駆け付けた地元の方々の声援も背に40年ぶりのセンバツを目指した中村(高知1位)に対し、9回二死から2点を奪って追い付き、延長13回で勝ち越した勝利への執念は、この日も健在だった。

  この帝京第五戦でも南予地区予選から21打数12安打10打点と当たりに当たっていた4番・篠崎 康(2年・捕手・右投右打・178センチ84キロ・宇和島ボーイズ)に対しては敬遠気味2個含む3四死球で勝負を避ける「割り切り」で失点を最小限にとどめ、9回表には一死一・二塁から4番・藤井 拓海(2年・投手・右投右打・182センチ87キロ・高松市立太田中出身)の中越二塁打、5番・田中 陸(1年・三塁手・右投右打・阿南シティポープ<徳島・ヤングリーグ>出身)の左前打で2点を返し、なおも一死満塁の同点機まで作る粘り。

 香川 智彦監督は「1球目のストライクを振れなかった」と、そこに至る再三の逸機を課題にあげたが、藤井も誓った「勝てる投手になる」投手陣が整い、この秋は31打数11安打7打点盗塁3と主将・リードオフマンの役目を果たした吉岡 宏芙(2年・二塁手・右投右打・171センチ67キロ)が振り返った「香川大会準決勝で1回負けたチームなので、四国大会前か這い上がっていく意識を話していた」意識の精度をさらに高めることができれば、2017年夏の香川大会では必然的に優勝候補筆頭になるだろう。

 そんな英明以上に躍動したのが、翌年センバツで甲子園初出場につなげた1968年の準優勝以来となる、48年ぶり2度目の今大会準決勝進出を果たした帝京第五である。

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