勝俣の3ラン、森下12奪三振の好投で日本大勝

7回を被安打3、奪三振12の投球で無失点に抑えた森下 暢仁(大分商)

 開幕3連勝の日本の相手は、3連敗のチェコ。国際試合でこうした格下の相手と試合をする時は、今まであまり使っていない戦力にできるだけ経験をさせること、ケガをしないこと、点差に関係なく、次のステージに向けて、ダレた試合をしないことである。

 その意味では、豊田 寛前日の試合での死球で膝にヒビが入り、今後の試合出場は厳しい状況になったのは、チームにとっても痛い。さらに清宮 幸太郎は一塁手で先発出場したものの、試合前に膝に違和感があり、途中で大事を取って交代している。

 清宮の今後の状況は気になる。さらには、もともと外野手登録は3人なので、豊田の抜けた穴は課題である。それでも、投手登録の勝俣 翔貴が外野を守れるのは大きい。その勝俣が、この日大活躍した。

 1回表日本は1番オコエ 瑠偉が遊失、この日はDH起用の2番篠原 涼が中前安打で一、三塁とし、打席には3番勝俣。勝俣は初球を叩くとライトフェンスを越える日本代表今大会初本塁打で、一気に3点を入れた。さらにこの回、杉崎 成輝の左前安打などで2点を追加し計5点を挙げた。

 日本は4回表にも篠原の右前安打の後、勝俣がセンターオーバーの二塁打で1点追加。続く清宮に代わり4番に入っている郡司 裕也の四球で出塁し、内野ゴロ2つと暴投でさらに2人が還った。

 日本の先発は森下 暢仁。「成田(成田 翔)も考えましたが、相手チームとのことや、本人も環境に慣れて、準備ができてきたので」と西谷 浩一監督は先発起用の理由を語る。

 森下は序盤の3回は毎回安打を許したものの、徐々にペースが上がり、チェコ打線を完璧に抑える。7回を被安打3、奪三振12の投球で、7回コールドながら完封。
打線は5回に4点、6回に2点、7回に1点をさらに追加し、15対0の圧勝。日本は開幕4連勝を飾った。

 6回からは捕手の堀内 謙伍を右翼手に起用するなど、日本は豊田欠場の事態への対応を図った。
「堀内が『中学の時外野をやっていました』と言うので」と西谷監督は言う。森下の好投により打球が外野に飛ばず、評価のしようはないものの、余裕のある試合で試せることは試しておくことは、大切なことである。

 なお勝俣は本塁打に二塁打2本の4打数4安打の大当たり。篠原も4安打で、日本の安打は16本。投手陣の好投も続いており、負傷者が出た不安はあるものの、ここまでは順調な戦いが続いている。しかし本当に厳しい戦いはここからだ。

(文=大島 裕史)

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