2014年10月27日 楽天Koboスタジアム宮城

大曲工vs花巻東

2014年秋の大会 第67回(平成26年度)秋季東北地区高等学校野球大会 準々決勝(再試合)
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勝負の瞬間 松倉雄太

勝負のポイントは再試合での投手の起用法!

2本塁打の9番鈴木平(大曲工)

 前日、延長15回を戦い引き分けた両チームによる再試合。それぞれに苦悩と思惑があった。それは投手についてである。花巻東はエースの高橋 樹也(2年)がリリーフながら10イニングで114球。大曲工の背番号7・武田龍星(2年)が15回を完投し、196球。両投手をどのように使うかがポイントになった。

 「実は大会前に高橋が肩をケガしてしまっていたんです。それで注射をうちながらでした」と話す花巻東・佐々木洋監督は、この日の先発に背番号10の坂成海(2年)を起用。複数の投手で繋ぎ、いつも通り高橋の登板を遅らせることにした。

 「武田は投げなくても4番。野手で頑張って後半頼むぞというよりは、まだ体力が残っているうちにいかせて、後は他の投手に繋ごうと考えた」という大曲工・阿部大樹監督は、先発投手として連投の武田を選択した。

 両者の思いが交錯する中で始まった再試合は序盤から動いた。

 1回に2点を先制した大曲工に対し、花巻東は3回に追いつく。4回に大曲工は9番鈴木 平(2年)の本塁打などで2点を勝ち越すも、花巻東は5回に再び追いついた。 

 花巻東の佐々木監督は、9番・ピッチャーの打順で必ず代打を送っている。つまり継投のタイミングが早い。先発の坂が1回、二番手の浦島大樹(2年)が2回、三番手の門﨑愛紀(2年)は1回と少ない投球回数で降板。5回表の9番の打順で代打を送った所で、その裏から高橋を起用することを決めた。高橋は最初のイニングとなった5回裏を三人でピシャリと抑えた。

 逆に大曲工の阿部監督は、5回を終えた時点で先発の武田をレフトに回して、エースナンバーの山崎 泰雅(2年)を投入。当初から決めていた武田で試合の半分というプランが見事にはまった形だ。山崎も最初のイニングを打者三人で抑える。激しく動いたゲームの流れが、少しだけ止まった。

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大曲工 【高校別データ】
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秋季東北地区高校野球大会 【大会別データ】

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