明徳義塾で始まり、明徳義塾で終わった長崎国体 



【4回表のクロスプレー】

 3日間、爽やかな秋晴れの中、行われた長崎がんばらんば国体。主役の座を掴んだのは明徳義塾だった。

 国体の開幕戦で登場した明徳義塾沖縄尚学戦(試合レポート)で、エースで4番の主将・岸 潤一郎(3年)がサイクル安打を達成。岸は敦賀気比戦(試合レポート)でも本塁打を放ち、打者として大活躍。さらに岸の前後を打つ選手たちも活躍を見せ、攻守ともに完璧な内容を残し、決勝進出を決めた。四国勢では2007年の今治西以来の優勝を狙う。

 対する健大高崎東海大四戦(試合レポート)で7盗塁、日本文理戦(試合レポート)でも4盗塁を決め、自慢の機動力を発揮。ここ数年で、知名度を一気に高めた新興勢力として、このままの勢いで頂点を掴みたいところだ。

 試合は決勝戦に相応しい緊張感のあるものとなった。
先制したのは明徳義塾。2回裏、敵失、四球で一死一、二塁のチャンスから9番高野 航平(3年)の二ゴロで健大高崎の守備の乱れの間に1点を先制する。

 1点を先制した後、明徳義塾の先発・岸、健大高崎の先発・松野 光次郎(3年)が粘り強い投球で、お互い点を与えない。

 5回まで1対0と明徳義塾リードで試合を折り返す。
明徳義塾にとって大きかったのは、4回表。一死三塁の場面で、5番柘植 世那(2年)の投ゴロで、三塁走者を挟殺でアウトに打ち取り、二死二塁。続く6番山上 貴之(3年)の中前安打で、二塁走者の柘植が本塁に突っ込むが、センター・大谷 勇希(3年)の好返球で、タッチアウト。ピンチを凌いだ。
もし1点を許していたら、その後の展開は違っていたかもしれない。守備で流れを渡さなかったことは大きかった。

第69回国民体育大会~長崎がんばらんば国体2014~