2014年04月19日 藤崎台県営野球場

創成館vs糸満

2014年春の大会 第134回(平成26年度春季)九州地区高校野球大会 2回戦
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勝負の瞬間 松倉雄太

投手戦!膠着状態が動いた時・・・

 

勝ち越し打の牧野慎也(創成館)

 創成館の背番号1・立部 峻長(3年)、糸満の背番号1・赤嶺 祥吾(3年)による投手戦で、1対1のまま試合は膠着していた。
 それが8回二死から、糸満の3番池間 誉人(2年)に一発が飛び出し、ゲームは目が覚めたかのように空気になった。

 劣勢に見えた創成館だが、稙田龍生監督は「あの状態で試合が動いた。(だから次の攻撃で)もう一度動くぞ」と選手に声を懸けたという。その言葉通り、もう一度流れが動く。

 その裏、創成館は先頭の8番川尻 一平(3年)がセーフティバントを仕掛ける。この球を糸満のキャッチャー・砂川聖(3年)が処理するが、一塁へ悪送球を投じてしまい、川尻は二塁を陥れた。
 続く9番立部は当然のように送りバント。だがこれも、処理をした砂川が三塁へ投じようとしてやめた際に、指に引っ掛かって、ボールはとんでもない方向へ転がってしまった。行方を確認した川尻がホームベースを踏んで、ゲームは再び振り出しに戻った。

 チャンスが残った創成館は、1番原口 史也(3年)送りバントなどで二死三塁と走者を進め、3番牧野 慎也(3年)の内野安打で勝ち越し。さらに、4番鷲﨑 淳(2年)がセンターオーバーの三塁打を放ち、勝負を決める4点目が入った。

 「大黒柱で主将でもある砂川がエラーをして、チームが動揺してしまったのでしょう。想定外というか、切り替えることができなかった。精神面、メンタルの弱さだと思います」と敗れた糸満の上原忠監督は語った。

 膠着状態で、『1点を取った方が勝ち』という流れで、その1点を取った糸満。勝ちへの流れは来ていたはずだが、“1”という数字が逆に硬さを招いてしまったのかもしれない。

 これこそが勝負の難しさである。

(文=松倉 雄太

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糸満 【高校別データ】
創成館 【高校別データ】
春季九州地区大会 【大会別データ】

応援メッセージ (2)

糸満仲間を信じ!1号 2014.04.17
県大会のように躍動感のある野球を!
君達なら出来る!
ガンバレ糸高野球部
糸満糸満ファンさんなん 2014.04.17
リラックスしていつものように打ち勝って!
一戦必勝が夏の大会に繋がって自信になります。

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