2013年05月20日 栃木県総合運動公園野球場

東海大望洋vs桐蔭学園

2013年春の大会 第65回春季関東地区高等学校野球大会 準々決勝
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小関順二が徹底分析 ストップウォッチレポート

ストレート勝負の両投手の明暗を分けたものは?

  東海大望洋武内 健吾桐蔭学園・齊藤大将の投手戦になった。

 東海大望洋の持ち味は背番号10の武内と、背番号1の山田 雄太の必勝リレー、と言えば聞こえはいいが、両投手に決め手がないから分業制を敷いているだけという耳の痛い意見もある。しかし、この試合は先発した武内が県大会とは見違える投球を展開、機動力を駆使する桐蔭学園を6安打散発、無失点に抑えた。

 2回までスライダー中心のピッチングだったのが3回以降、ストレート中心のピッチングに変えた。いずれスライダー中心の組み立てに戻るのだろうと思ったのは、芯を食った鋭い打球が続いたからだが、東海大望洋バッテリーは配球を変えない。

 危なっかしい場面はあった。4回は1死後、桐蔭学園の4番増田陽太が左中間に三塁打を打たれピンチを迎えたときは、5番齊藤を投手ゴロ、6番田代拓也の後続をレフトフライに打ち取って事なきを得る。6回も先頭打者の1番窪田剛士が中前打で出塁し、追撃の狼煙を上げるが、ここからが武内のこの日の真骨頂だった。詳細な配球を紹介しよう。

◇無死一塁→2番町田大輔 [1]外角高めストレート(ボール)、[2]内角ストレートをバント
◇1死二塁→3番清水翔太 [1]真ん中ストレートを強烈なセンターフライ
◇2死三塁→4番増田陽太 [1]外角低めストレート(ボール)、[2]外角ストレート(ファール)、
     [3]外角高めスライダー(ボール)、[4]内角ストレートを一塁ゴロ

 無死一塁以降、打席に立った3人に対し7球投げ、何とストレートが6球もあった。140キロのストレートがあるわけではない。アンダーハンドから繰り出されるストレートの速さはせいぜい130キロ台中盤がいいところだろう。しかし、この日の武内は逃げずに向かって行く。

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