
栗尾 勇摩 (山梨学院)
- 寸評
- ちょっと三浦大輔(DeNA)投手を彷彿とさせるフォームから投げ込む大型右腕で、甲子園での経験を生かし更なる飛躍が期待されます。
(ここに注目!)
すでに130キロ台後半を連発する球速があり、来夏にはコンスタントに140キロ台を連発してくれそうな楽しみな速球派。
(投球内容)
球速は常時130キロ台後半を記録し、ボールには適度な勢いがあります。変化球は、殆どスライダーとのコンビネーション。クィックは、1.20前後と平均的。フィールディングの動きもまずまずと、マウンド捌きの良さを感じます。
特に配球が単調なせいなのか? 高めに甘く浮いたスライダーを狙い打たれるケースが目立ちます。球種を増やす一方で、不用意に甘く入るコントロールがこれからの課題か。
<長所>
グラブは最後まで内に抱えられ、両サイドの投げ分けは安定しやすい。腕はしっかり振れているので、速球と変化球の見極めはつきにくいはず。
<課題>
足の甲での地面への押しつけが浅いために、ボールが上吊りやすい傾向に。ボールにしっかり体重を乗せてまだ投げられないので、打者の手元まで生きた球がゆきません。 - 将来に向けて
- まだ成長途上の投手との印象で、一冬越えたときにどのぐらいのボールを投げ込めるかでドラフト候補になれるか決まってくるでしょう。実績のある指導者のいる学校なので、素直について行けば来夏までには相当な投手になっていると期待します。今後も、追いかけてみたい投手です。
- 情報提供:2016.09.22
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