濱地 真澄選手 (福岡大大濠)

濱地 真澄

球歴:福岡大大濠

都道府県:福岡

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:183.0 cm

体重:87.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年5月15日)  先発の濱地 真澄だが、尻上がりに調子を上げていった。5回には最速143キロを計測。その後も、常時130キロ後半~143キロのストレートは尻上がりに勢いが増していき、9回になっても、その勢いは衰えず、9回になっても143キロを計測し、最後は二者連続三振で試合を締めた。  完投勝利を挙げた濱地は、100球、6奪三振、無四球と効率的な投球。三振の少なさは気になるが、三振が少ないからこそ、球数を少なく収めることができたわけで、9回になっても与力を残していたのは、打者を打たせることを重視していたからだろう。もう少し変化球の割合を増やしたり、2回、3回をすんなり打ち取ることができていれば、もっと球数を少なく収めることができていたのではないだろうか。直球の割合が多かったのは、彼なりのこだわりといえるだろう。  これでも、まだ濱地はフルの力を発揮していない。濱地が現時点で課題にしている好調時のリリースの感覚を取り戻すことができるか。昨年よりも身体は大きくなっており、体の力も出てきている。それをうまく投球に表現できたら...。どれだけのボールを投げ込んでくれるのか?そういう期待感を持って、常に見てきたが、春は本領発揮とはならなかった。ぜひ、夏までに感触をつかんで、凄味のある投球を見せてほしい。
更新日時:2016.05.26

短評

観戦レポートより抜粋(2016年5月13日)  連投となった濱地 真澄だが、前日の試合と比べると良かった。「この日はフォームとかを意識せず、相手の強い気持ちに負けないぐらい気持ちを込めた」と語るようにフォームとか意識した中途半端な濱地の姿はなく、とにかく打者へ立ち向かっていく強気の投球が光った。なにかごまかしが見えた神村学園戦と比べると、この日は無意識に、体の軸を小さく鋭く回すフォームになっていた。勝手に腕が振れるフォームとなっており、ボールの勢いも素晴らしかった。140キロさえ出なかった神村学園戦だったが、この日は最速143キロを7球も計測するなど、スピード自体は出ており、さらに120キロ前後のスライダーにもキレがあった。追う大村工打線を抑え、7対4で激戦をものにした。  好リリーフを見せた濱地だが、自分のストレートはまだまだ満足してなかった。「指のかかりは、好調だった昨秋と比べると全然ダメ。もっと指にかかるようにしたいですね」と振り返るように、この日は3.2回を投げて2奪三振にとどまったのは反省点ともいえるだろう。
更新日時:2016.05.26

短評

観戦レポートより抜粋(2016年5月12日)  この試合の注目は、プロ注目投手・濱地 真澄(福岡大大濠)が評判通りの投球を見せるか。彼の投球を見ようと多くのスカウトが集結していた。1回表、彼の投球が始まると、NPBのスカウトが一斉にガンを向ける。130キロ後半~140キロ前半ぐらい。手元のガンでも常時133キロ~136キロで、最速は139キロだった。そこまでスピードが出ていない。  彼のストレートは、分かっていても簡単に前に飛ばせないストレートで、去年は同じ球速帯でも振り遅れの打球が目立っていた。この日の濱地は、しっかりと捉えられての打球が目立つ。思わず空振りをしてしまうようなストレートが理想的だが、今日の濱地は、コーナーへ投げ分けて打たせて取るピッチング。濱地自身、今日は調子が悪いことを自覚していた。そしてフォームも少しズレがあることを自覚していた。  彼の投球フォームを見ると、肉眼で見るだけならば、ワインドアップから下半身主導のフォームで投げた綺麗なフォームと感じるかもしれない。しかしじっくりと見ると、球離れする位置が早く、速球投手に共通す前で叩くような強いリリースができていない。もともと濱地はそれができる投手であるだけに、苦しんでいる時期なんだなと実感した。  濱地は試合の中で修正を図っていたが、試合の中では劇的には良くならない。濱地は「初戦ということで力みもありましたし、力みを抜こうとしたら、逆に力が入らず、何か変な感触でした。それを中々修正できず、ボールは活きませんでした」と振り返ったように、今日は自分の思い通りのストレートを投げることができなかった。それでも6回1失点にとどめたのはさすがといえるだろう。  九州大会中に復調を果たすことはできるのか。最近はずっとこのようなストレートが続いているそう。残り2か月の中で、もう一度、自分が理想とするストレートを取り戻してほしい。
更新日時:2016.05.26

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