火ノ浦 明正選手 (れいめい)

火ノ浦 明正

球歴:れいめい

都道府県:鹿児島

ポジション:外野手

投打:右 / 左

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年3月31日) 「悔しかった思い出しか残っていない」と火ノ浦主将。昨春は同じ準々決勝で鹿児島玉龍を相手に9回まで3点差で勝っていながら同点に追いつかれ、延長戦で敗れた。シード校で臨んだ昨秋は4回戦で同地区の出水中央に逆転負け。1年夏から5番、2年夏は3番と中軸打者として試合に出ていた火ノ浦としては忸怩たるものがあった。  加えて、火ノ浦は昨秋から故障を抱えていた右ひじを1月に手術して、3カ月間まともに練習ができていなかった。小学1年でソフトボールを始めて以来、「こんなにも野球ができなくて悔しい想いをしたことがなかった」という。 ようやく動けるようになったのは大会直前であり、大会前の練習試合も1試合2打席しか立っていない。それでも今大会ここまで3発のアーチを放ち、この日も初回のリードを追い付かれて漂っていた停滞ムードを吹き飛ばす一撃をバックスクリーンに弾丸ライナーで叩き込んだ。 「良いボールがくると思って、甘いコースに来たボールを思い切って振り切ったけど、まさか入るとは」と驚きの一打を振り返る。 野球への「飢え」が、流れを引き戻すアーチを生み、チームが越えられなかった壁を破る原動力になった。
更新日時:2015.05.11

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