飯塚 亜希彦選手 (上越)

飯塚 亜希彦

球歴:上越

都道府県:新潟

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年5月6日)  七回終わって、99球、被安打2。キレのあるストレートを低めに制球し、強打の日本文理打線に的を絞らせない。上越の先発・飯塚亜希彦はマウンドで躍動していた。まさに快“投”乱麻なピッチング。  2点リードのまま、試合は上越優位のまま最終盤へ。だが、百戦錬磨の日本文理が飯塚に牙をむく。
八回、先頭の打者に死球を与えたことで、飯塚のピッチングの歯車が狂っていく。日本文理打線は、この回3安打を集中し、上越のまずい守備もあり、一挙4得点。試合はそのまま、2対4で日本文理が勝利した。  昨秋味わった悔しさを噛みしめ、臥薪嘗胆の気持ちで飯塚は冬を迎えた。ストレートを磨き、スタミナを付け、そして「上のレベルで通用する空振りの取れる変化球」の習得を目指し、自らを厳しく律した。  リベンジのチャンスは思わぬ早さでやってきた。春の県大会4回戦。快晴の[stadium]柏崎市佐藤池野球場[/stadium]のマウンドに飯塚はいた。 ゴールデンウイーク最終日、日本文理の試合見たさに超満員となった観客が、そのピッチングにうなった。球威を増したストレートに、強打の日本文理打線が抑え込まれる。実に13ものアウトがフライだったのは、各打者が飯塚の投球に差し込まれた結果と言えるだろう。  中でも圧巻だったのは、三回表二死二塁、3番・星 兼太を打席に迎えた場面。ストレートで押す飯塚と、ファールで粘る星の対峙(たいじ)は、カウント1ボール2ストライクからの5球目に雌雄が決した。ブレーキの利いた新球・チェンジアップがキレイにきまり、タイミングを外された星のバットが空を切った。 「上のレベルで勝つためには変化球が必要だと思って、投球の幅を広げるために冬の間に練習しました。前の試合でも少し投げていたんですが、精度が余り良くなくて、修正しました。あの場面は予定通りで気持ちよかったです。星君は新潟でもすごい打者。やはり意識しましたね。(文理打線の1年生には)やはり学年が2つ違うので、力の差を見せつけたかった。今日はストレートが伸びて要所をしっかり押さえることができました」  昨秋からの難敵にリベンジを果たし、飯塚が見据えるのはただ一つ、頂点のみ。 「目標はもちろん優勝です。勝ち進めば進むほど厳しい試合になると思いますが、この勝利で過信せずに行きたいと思います。そして、上の大会でもっと成長できれば」
更新日時:2015.05.09

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