北原 卓磨選手 (立命館宇治)

北原 卓磨

球歴:立命館宇治

都道府県:京都

ポジション:中堅手

投打:左 / 左

身長:167.0 cm

体重:59.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜では、広い守備範囲を誇る中堅守備と、センター前にはじき返す2本のヒットで存在感を示しました。 (第一印象)  内角の球に対し、全く開かずにセンター前にはじき返した打撃には光るものがあります。 (守備・走塁面)  広い守備範囲を誇り、中堅守備の上手さは光りました。また地肩も基準レベルはありそうで、上のレベルでも守備は充分通用しそう。  残念ながら、一塁までの到達タイムは計測できず。秋の新チーム結成以来の38試合で2盗塁しかしておらず、守備範囲の割に足ではアピールしていないのは気になります。 (打撃内容) <構え> ☆☆☆  スクエアスタンスで両足を揃え、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢は良いのですが、少し前にのめり込んで立っており、全体のバランスとしてはどうでしょうか? <始動> 遅め  投手の重心が前に移動する段階で動き出す遅めのタイミングで、ボールをよ~く引きつけて叩くスタイル。このタイプは、生粋のスラッガーか二番タイプに多く見らます。恐らく彼は、後者のタイプなのでしょう。 <下半身> ☆☆☆  始動~着地までの「間」がないので、打てるタイミングは限られます。それだけ狙った球を、逃さないことが求められます。軽くベースから離れた方向に踏み出すアウトステップを採用し、懐を開けて内角を捌きやすくします。踏み込んだ足元も早く地面を離れ、体の回転を促します。外角の球への対応は気になりますが、内角には強さを発揮します。 <上半身> ☆☆☆   打撃の準備である「トップ」を作るのは自然体で、力みなくリストを使えています。バットの振り出しも、上からコンパクトにミートポイントまで振り下ろされており、実に無駄がありません。特に内角の球を、キッチリ捉えられる理由がわかります。 <軸> ☆☆☆  足の上げ下げが小さく、目線が上下動しないのが良いところ。体の開きが我慢出来ていないのは気になりますが、軸足は安定しています。
更新日時:2015.04.26

将来の可能性

 内角の捌きと中堅守備の広さは際立ちますが、その分外角の捌きと走力でのアピールが乏しいのが気になります。この選抜で掴んだ自信を、ぜひ今後のプレーに生かして欲しいですね。夏に、もう一度観てみたい一人です。
更新日時:2015.04.26

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