伊藤 大賀選手 (立命館宇治)

伊藤 大賀

球歴:立命館宇治

都道府県:京都

ポジション:一塁手

投打:右 / 左

身長:175.0 cm

体重:71.0 kg

学年:卒業

寸評

 立命館宇治の4番打者として、選抜静岡高校戦では2本のヒットを放ち存在感を示しました。特にセンター方向に鋭く弾き返す、基本に忠実な打撃が光ります。 (第一印象)  軸がブレず、実に無駄な動きのないスイングをする選手との印象を受けます。 (守備・走塁面)  一塁までの到達タイムは、残念ながら計測できず。秋からの新チーム結成以来の44試合で2盗塁ということで、基本的に足をガンガン使って来るタイプではなさそう。  一塁手ということでわかり難かったのですが、守備は可も不可もなしといった感じ。秋からの44試合で失策は5個と、一塁手としては少し多い気がします。 (打撃内容)  体が強く、打球がそれほど上がるタイプではなさそうですが、強い打球で野手の間を抜けてゆきます。 <構え> ☆☆☆  前足を軽く引いて、グリップの高さは下げ気味。腰の据わり・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスとしては平均的。しかしながら、打席でリラックス出来ているところは良いところ。 <始動> 遅すぎ  いったん動き出してからつま先立ちし、リリースを迎える前にようやく動き出す遅すぎるタイミング。こうなると、打てるタイミングは極めて限られてしまいます。 <下半身> ☆☆☆  小さくアウトステップするように、内角を意識したスタイル。始動~着地までの「間」が殆どないので、狙い球を絞りその球を逃さないことが求められます。踏み込んだ足元は我慢できるので、外の球でもキッチリ叩くことができます。 <上半身> ☆☆☆☆  早めに打撃の準備である「トップ」の形をつくり、始動の遅さを補います。バットの振り出しは、けしてインサイド・アウトではありません。それでも外の球に対しては素直にバットが出てきてますし、バットの先端であるヘッドが下がらずにボールを捉えられています。大きな弧で、力強く最後まで振り切れています。 <軸> ☆☆☆☆  足の上げ下げが殆どないので、目線が上下に動かないのが良いところ。体の開きも我慢出来ていますし、軸足も地面から真っ直ぐ伸びています。特に内モモの筋肉が発達しているので、強い打球を生み出せます。
更新日時:2015.04.23

将来の可能性

 始動が遅すぎるのは気になりますが、それ以外は非常に技術的にしっかりしたものを持っています。守備・走力の関係から、出場機会が限られてしまう危険性は感じられるものの、大学でもレギュラーになれる器なのではないかと考えています。今後も期待して、見守って行きたい選手でした。
更新日時:2015.04.23

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