濵田 竜之祐選手 (鹿児島実)

濵田 竜之祐

球歴:鹿児島実

都道府県:鹿児島

ポジション:三塁手

投打:右 / 左

身長:184.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 名門・鹿児島実の4番を務めている選手です。4番打者ですが、長打力で勝負するタイプではなく、1試合3ヒットを目標にするプレースタイル。特に鋭い打球が目を惹く、強打者です。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間は、4.5秒弱ぐらいと、プロの基準である4.2秒と比べると明らかに劣る走力。その証に、新チーム結成以来の24試合で、盗塁は0個。完全に、走力では見劣るところは残念。  ただ三塁手としての動きは、けして悪くない。練習試合を含めてると24試合で6失策とけして少なくないのだが、公式戦の13試合で失策は1個と少なめ。また地肩も、基準以上ものがある。売りにするほどの守備力ではないのかもしれないが、今後の守備力向上が必要なレベルであると言えよう。 (打撃内容)  打撃の対応力や長打力と言う意味では、それほど光る数字は残していない。しかし打球の速さには目を惹くものがあり、この選手がチームの4番を任されているのも、実際のスイングを見るとよくわかる。  左オープンスタンスで、グリップを下げ気味に構える。仕掛けは「早めの仕掛け」を採用しているように、アベレージ打者の傾向が強い選手。足を早めに引き上げまわし込むので、「間」を作れており緩急の変化にはある程度対応できそう。真っ直ぐ踏み出すところからも、内角でも外角でも捌きたいと言う彼の意志が感じられる。ただ膝に柔軟性がないので、高低の変化に脆そうな印象を受け、打てる高さは限られているのではないのだろうか。  打撃の準備段階である「トップ」を作るのに、早めに動き出している。ただグリップを引き上げる際に、ヒッチさせる癖がある分ロスが生じているのは残念。上から振ろうと言う意識が強いからなのだろうか?振り終わったあとの形は、何処か松井秀喜(アスレチックス)選手に似ている。
更新日時:2011.02.23

将来の可能性

 長打力のある強打者ではないので、ある程度の守備や走力とのバランスが求められる。しかし走力が低く、打撃もアベレージ傾向が強いので、よほど打力でのアピールがないと、上のレベルでの需要は薄いかもしれない。それでも対応力のある中距離ヒッターとしての特徴を出して行ければ、その扉も開くはず。  現状、膝を中心とした硬さが気になるところで、すべての動作に「柔らかさ」を意識した取り組みが求められるのではないのだろうか。打席でもリラックスを心がけて、必要なところだけ力を入れるコツを見出せると、打撃内容も変わって来るかもしれない。選抜での更なる成長を期待して、そのときを待ちたいと思う。
更新日時:2011.02.23

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