中尾 真也選手 (碧南)

中尾 真也

球歴:碧南

都道府県:愛知

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:172.0 cm

体重:59.0 kg

学年:卒業

寸評

愛知・杜若高から愛工大に進み、2007年のドラフトで楽天に1位入団した長谷部康平とタイプが重なるピッチャーだ。 決して「長谷部2世」などと騒ぐつもりはなくて、あくまで投球フォームやスタイルが似ているというレベルの話だが、それでも本人の今後の練習次第では、今より一層おもしろいピッチャーになっていくのではないか。 フォームは足を1足分以上インステップで踏み込み、クロスに投げ込んでくる。インステップするサウスポーは珍しい訳ではないが、中尾の長所は変化球が多彩なところだ。左腕なら誰でも使う左打者外角へのスライダー系だけではなく、中尾は右打者の外角にシュート系の球(シュート、チェンジアップ)を配することができるのだ。右打者はこのボールについついバットが出てしまう。「インコースのストレートとシュートが持ち味」と本人が話すとおり、大きな武器になると思う。 球速は2年秋の時点で最速128キロだが、スピード感はある。ストレートを投げる際の、右足の踏み込みの勢いも、長谷部に似ている。 見れば見るほど、インステップに踏み出し、変幻自在の変化球とキレのあるストレートで打者を打ち取っていた大学時代の長谷部を思い起こさせる。2年生の秋ごろからエースナンバーを背負う中尾。2010年秋の全三河大会3位に貢献した。
更新日時:2010.11.15

将来の可能性

やはりポイントになるのは、本人が中学時代から続けているインステップのフォームだろう。中学生のとき、ある野球雑誌で中尾が取り上げられ、そこで「インステップを直せば5キロは球速が上がる」と書かれたことがあったそうだ。それを見て真っすぐに踏み出すフォームも試してみたそうだが、本人は「真っすぐに踏み出すと、打たれてしまって・・・」と、合わない模様。 筆者は彼を「長谷部」のイメージで捕らえたこともあって、本人の体に合っているならインステップでも全く構わないと思う。この先ずっとインステップを続けるか、いつかは変えるときが来るのかは分からないが、部外者がとやかく言うことでもない。監督さんなど本当に信頼できる指導者の意見と、自分の経験・感覚を手がかりに、好投を続けてほしいものだ。 山下統司監督によると「2年生秋に急に伸びてきました」とのこと。「ようやく普通の水準になった、というレベルの話ではありますが・・・」と前置きしながらも、「気持ちの面でも成長して、マウンド上で周囲が見られるようになってきたんです」と、中尾の進化を語ってくれた。
更新日時:2010.11.15

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1 Comment

  1. くり

    2024-03-18 at 9:36 AM

    選抜頑張れ!!!!!!!

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