小笠原 知弘選手 (智辯和歌山)

小笠原 知弘

球歴:智辯和歌山

都道府県:和歌山

ポジション:遊擊手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

旧チームから遊撃手を任されていた選手で、選抜では二番打者として出場しておりました。安定した遊撃守備と思いっきりの好いスイングが魅力です。 (打撃内容) 気になったのは、打撃フォームを大幅に変えてきたこと。昨夏までは、投手の重心が下がりきったところで始動する平均的な動き出しでした。しかし今は、ベース側につま先立ちして、投手のリリース後に動き出すと言う極端に始動が遅いスタイル。これだと一定レベルの球速・キレのある投手の球には振り遅れてしまいます。 ベース側に踏み込んだ足下がブレないのは好いのですが、バットの振りだしが身体から離れてしまい遠回りなスイングになってしまっています。そのためバットが波打ち外角の球を引っかけるケースが目立ちました。元々癖のあるスイングをしていたのですが、まだまだ課題が多い気が致します。見ていてもスイングの弱さが気になり、以前ほど振り切る潔さも陰を潜めつつあります。 (守備・走塁面) 一塁までの塁間を、右打者ながら4.45秒前後で走り抜けるなど、なかなかの脚力の持ち主です。これは、左打者換算に直すと4.15秒前後に相当し、プロの基準である4.2秒をも上回ります。秋からの公式戦11試合で5盗塁を決めたように、走力はそれなりのものがあるようです。 下級生の頃から定評のある遊撃守備も健在で、安定感と地肩の強さを感じさせます。遊撃手でありながら、新チーム結成以来の33試合で、失策は僅かに2個。派手さはないのですが、極めてミスの少ない遊撃手であることがわかります。旧チームから、智弁和歌山のショートを任されているだけのことはあります。
更新日時:2011.04.23

将来の可能性

安定した遊撃守備は堅実で、大学などでも重宝がられると思います。また走力も基準以上のものがあり、悪くありません。課題はなんといっても、打撃の弱さ。かなり癖のある打者だっただけに、なかなか改善には一筋縄では行かなそうです。なんとか自分に合ったスイングを見つけ、夏までに更なる進化を期待したいところ。この選手は、少し長い目で見て行きたい選手でした。
更新日時:2011.04.23

1 Comment

  1. 渡邉颯人

    2024-01-18 at 9:18 AM

    いとこの歩里です。いつでも応援してます。がんばれ颯人君

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