浦本 千広選手 (必由館)

浦本 千広

球歴:必由館

都道府県:熊本

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:67.0 kg

学年:卒業

寸評

 テイクバックが小さめのフォームから、軽く投げてくる感じの好投手。ドラフト候補とかそういった凄みは感じませんが、2015年度の熊本を代表する投手に育ちそう。 (第一印象)  脱力して投げているので、打者としては怖さは感じません。その分、球速以上にピュッとキレてくる感じがするのでは。 (投球内容)  ストレートは常時130キロ前後~速くても130キロ台中盤ぐらいではないのでしょうか。むしろスライド気味に切れ込んだり、シュート回転して逃げたりとボールが動くところに特徴があります。意図的にこれをやっているかまではわかりませんが、クセ球であるのは間違いないでしょう。変化球は、スライダー、カーブ、それにフォークだとかチェンジアップのような沈む球もあります。クィックは1.05秒前後と素早く、フィールディングの動きも悪くありませんが、焦って傷口を広げてしまったりすることがあります。マウンド捌きもよく、ゲームメイクできるタイプ。課題は、コースを突いたような球でも、簡単に合わせられるフォームと球威の無さにあります。 <長所>  グラブを最後まで内に抱えられ、両サイドの投げ分けは安定。「球持ち」も悪くないのですが、足の甲の押し付けが少し浅いのか?ボール全体が高いのが気になります。 <課題>  腕は振れているのですが、ボールにしっかり体重が乗せきる前にリリースを迎えているので、どうしても手投げな印象は否めません。もう少し下半身と上半身を連動して投げられるようになると、ボールに球威が出てきてバットを押し返すことができるのではないのでしょうか。  「着地」までの粘りがないので、打者としてはタイミングが合わせやすいのが欠点。これではせっかく好いコースに投げても、打者に打ち返されてしまいます。
更新日時:2014.12.28

将来の可能性

 コントロールやマウンド捌きなど、投球がしっかり組み立てられるところは魅力。その半面合わされやすいフォーム、怖さを感じないボールの改善が、今後の課題ではないのでしょうか。センスが好い選手だけに、いかに相手に嫌がられる投球ができるのか、更に深い部分まで追求して欲しいですね。そうすれば九州を代表する投手に、育っても不思議ではありません。
更新日時:2014.12.28

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です