林 幸介選手

林 幸介

球歴:

ポジション:内野手

身長:185.0 cm

体重:87.0 kg

学年:卒業

寸評

俊足巧打の大型スイッチヒッター。打撃では両打席から鋭い打球を飛ばしていき、守っては風を計算したポジショニングの上手さ、強肩。走塁では持ち前の俊足だけではなく、相手の隙を逃さず次の塁を奪う目敏さもある。大学では即戦力として期待されるだろう。 (打撃) ・右打席 スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置くスタイル。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を高く上げて真っ直ぐ踏み込んでいく。グリップは体の中に入りすぎてしまいインコースは捌きづらい。踏み込んだ足もぶれてしまい、頭が動くフォームなので、イマイチ安定感を感じない。ただタイミングの取り方は上手く、タイミングが合致したときはストレートでも、変化球でも、内側から振り出すことができており、左中間、右中間へ打ち分けることができている。 ・左打席 スタンスはスクエアスタンス。グリップは高めに置くスタイル。右打席と比べてグリップは動かしているし、リストワークも柔軟に使うことができている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を高く上げて真っ直ぐ踏み込んでいく。トップは深く取ることができており、捕手側方向に引くことができているので、綺麗に振り出すことができている。グリップを高めに置くことによって、上から強く叩く意識はできており、スイングの軌道は間違いなく左打席のほうが綺麗だ。踏みこんだ足も我慢することができており、軸もぶれず、軸足もしっかり回転している。彼は間違いなく左打席の方がよい。 (守備・走塁) 打球に対する反応は良く、一歩目の動き出しは良い。打球の追い方は打球に向かって一直線に追うだけではなく、風が吹く試合の場合は目を切らずに確実に捕球することができている。確実性だけは地肩はかなり強く、関東一戦ではダイレクトの返球を見せた。 走塁について。塁間タイムは右打者としては4.5秒前後。左打者に換算すると4.20秒前後で飛びぬけるようなタイムを記録するわけではないが、走塁はかなり上手い。一塁を蹴ってから加速が速く、颯爽とベースを駆け抜けている。また相手のミスを突いて次の塁を奪うこともできている。
更新日時:2011.01.11

将来の可能性

走攻守にバランスが取れた外野手。大学(國學院大学)で続けていく選手だが、身体能力の高さだけではなく、技術的なレベルも高いので、早い段階から出場が期待できそうな選手だ。彼はスイッチヒッターだが、左打席の方がフォームもしっかりしているし、持ち前の俊足も活かすことができると思う。 レベルの高い投手が揃う東都では左打席の方が右打席より順応できると見ている。ただスイッチヒッターで勝負するか、片方の打席に専念するか、今後を見守りたい。 この4年間で聖澤諒(現楽天)に近づける外野手に成れるか注目していきたい。
更新日時:2011.01.11

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