前田 禎史選手 (宮崎日大)

前田 禎史

球歴:宮崎日大

都道府県:宮崎

ポジション:左翼手, 外野手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 旧チームから、5番・右翼手として出場。三拍子バランスの取れた、大型外野手です。 (第一印象)  まだまだ体の線が細く、強打者という雰囲気が物足りません。更に体を大きくして、打席に立っただけでも相手にプレッシャーをかけられる存在になって欲しいものです。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間は、右打席から4.45秒前後。これを左打者に換算すると、プロの基準レベルである4.2秒に相当します。セーフティバント時には、右打者から3.5秒台という驚異的なタイムも計測していました。  右翼手としては、観戦した試合ではあまり飛んで来なくハッキリとはわかりませんでした。それでも打球への勘・追い方などを見ると、それなりといった感じ。返球も思っきり投げたものは見られませんでしたが、地肩も悪くなく見えます。 (打撃内容)  下級生ながら5番を担っていましたが、まだまだ打撃の弱さが目立ちます。 <構え> ☆☆☆  前足を引いて後ろ足に体重をかけつつ、グリップは高めに添えます。背筋を伸ばし、全体のバランス・両目で前を見据える姿勢は並ぐらい。しかし顎を引いて、打席での集中力は感じます。 <始動> 遅め  投手の重心が沈みきって、前に移動する段階で動き出す遅めのタイミング。これは、長距離打者か生粋の2番打者が採用します。彼の本質は、後者の部類かもしれません。 <下半身> ☆☆☆  始動~着地までの「間」がないわりに、足をシッカリ引き上げて踏み込んでくるので動作に余裕がありません。それでも真っ直ぐ踏み出した足は、インパクトの際にブレません。真っ直ぐ踏み出すということは、内角でも外角でも捌きたいという意志の現れ。足元が我慢できるので、外角の厳しい球や低めの球にも喰らいつけます。 <上半身> ☆☆☆  打撃の準備である「トップ」の形を早く作れているので、速い球には立ち遅れません。少し肘が下がって出てくるので、ボールを捉えるまでのロスは感じます。しかしバットの先端であるヘッドは下がらないので、打ち損じは少なそうには見えます。もう少し、スイングに強さ・鋭さを磨きたいところ。 <軸> ☆☆☆☆  足の上げ下げがある割には、目線はそれほど動きません。体の開きも我慢出来ていますし、軸足も地面から真っ直ぐ伸びて軸は安定しています。
更新日時:2014.12.13

将来の可能性

 体格にも恵まれ、身体能力にも優れます。打撃が良くなって来ると、将来非常に楽しみ。それだけにこの冬の間に、どれだけバットを振リ込み体を大きくできるのか楽しみ。2015年度の宮崎を代表する強打者として、期待が高まる一人でした。
更新日時:2014.12.13

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