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吉村 貢司郎
プロ志望届提出者リスト

吉村 貢司郎(日大豊山)

都道府県:
高校:
学年:
2016 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
183 cm
体重:
80 kg
データ最終更新日:2014年12月8日

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プロ志望届提出選手

チームメイト(高校)

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短評

観戦レポートより抜粋(2015年7月15日
 吉村 貢司郎は1回戦の立正大立正戦でストレートの最速が142キロを計測し、一部で話題になった。最速142キロと書くとストレートの速さばかり話題になりがちだが、投球フォームを含めたバランスのよさに特徴がある。

 体の開きを抑えたフォームはボールの出所が見えにくいという長所がある。1、2回に都立江戸川打線からストレートで見逃しの三振を2つ奪取しているのはそのよさの現れである。それでも都立江戸川打線は吉村のストレートに照準を合わせた。6回には4番加藤将和(3年)が1ボールからストレートをセンター前に弾き返して先制。7回には1番吉田賢人(2年)が1ストライクから右中間を破る二塁打、2番廣瀬駿平(3年)が3ボール1ストライクから一塁ベースに当る二塁打を放って2点を追加しているが、これも打ったのはストレート。

 吉村のストレートはいいことはいいが、それを引き立たせる変化球にムラがある。カーブ、スライダーは曲がりに安定したキレがなく、打者は多くの場合、「変化したらボール球になる」くらいの感覚で見逃していたと思う。正直、もったいないと思う。

 この吉村の投球を見て思い出したのが明治大のエース・柳 裕也(3年)。柳が180センチ、吉村が183センチと上背に差があるが、コンパクトなフォームから回転のいいストレートを投げるという部分がよく似ている。柳は吉村ほど(高校と大学の差があるので相対的にという意味で)ストレートに特徴がないので、ボールを内外、高低にバランスよく配する投球術に活路を求めざるを得ないが、吉村にも四隅を突く一定のコントロールが備わっている。これをムラなく常に同じ精度で攻めることができるかどうか、4回戦以降求められる吉村の課題だろう。

情報提供・文:2015.07.15  小関 順二

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