公家 響選手 (横浜)

公家 響

球歴:横浜

都道府県:神奈川

ポジション:一塁手, 三塁手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:83.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生の頃から、名門横浜高校でスタメン出場してきた選手。広角に打ち返す打撃が持ち味で、対応力の高い打撃には観るべきものがあります。2016年度の、神奈川を代表する強打者です。 (第一印象)  ボールを遠くに飛ばすとか、守備が上手いとか、足が滅法速いわけでもない。しかしポイントゲッターという言葉がしっくり来る、勝負強さが最大の魅力。 (守備・走塁面)  一塁までの到達タイムは、右打席から4.6秒強ぐらい。これを左打者に換算しても、4.35秒強ぐらいに相当。高校生としては平均的なタイムであり、ドラフト候補としては物足りません。  一塁手としては、けして動きが悪い選手ではありません。しかしやはり上のレベルを意識するのであれば、三塁手としてアピールできる方が将来への活躍の場は広がりそう。特に彼のような、長打力が売りの選手ではない場合。 (打撃内容)  上記にも記したように、広角に打ち返す中距離ヒッター。特に勝負どころでの、対応力の高い打撃が持ち味。 <構え> ☆☆☆  前足を軽く引いて構え、グリップを高めに添えます。少し腰を引きすぎて全体のバランスとしてはどうかな?と思える部分はあるのですが、腰の据わりはよく両目でしっかり前を見据えて立てています。 <始動> 早め  投手の重心が下る時には動き出す、早めのタイミングで動き出します。典型的な、アベレージヒッターに多く観られる始動です。 <下半身> ☆☆☆☆  足を大きく引き上げて、踏み出してきます。始動~着地までの間は充分あり、速球でも変化球でもスピード変化には合わせやすいはず。  踏み込みも、コースによって自在に使い分けることができ、どのコースにも瞬時に対応できる柔軟性があります。踏み出した足元も、インパクトの際にはブレずに我慢できます。そのため外角の厳しい球や、低めの球にも食らいつくことができます。 <上半身> ☆☆☆  気になるのは、バットを引くのが遅れトップの形を作るのが遅いこと。そのため速い球に、立ち遅れる心配があります。  バットの振り出しも少し遠回りに出てくるのですが、バットの先端であるヘッドは下がらないので、ドアスイングになるのを防ぎます。またボールを広い面で捉えられるので、打ち損じが少ないタイプ。  ボールを捉えてからは、最後までしっかり振り切るタイプ。それほどフォロースルーなどで、遠くに運ぶタイプではありません。 <軸> ☆☆☆☆  足の上げ下げは結構大きいのですが、目線の上下動の動きは少なめ。体の開きも我慢でき、軸足も地面から真っ直ぐ伸びています。軸を起点に、綺麗に回転できています。
更新日時:2015.11.25

将来に向けて

 肩や足や長打力など際立つものがないので、高校からプロにゆくというよりは、名門の大学に進んで、実績を重ねてゆくタイプだと考えられます。  しかし打撃能力は全国でも上位ですし、これで三塁あたりを無難にこなせるレベルになると、面白いかもしれません。今後どこまでスケールアップしてゆくのか、夏まで楽しみに追いかけて行きたい一人です。
更新日時:2015.11.25

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