吉田 開選手 (専大北上)

吉田 開

球歴:専大北上

都道府県:岩手

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:178.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

 9月まで高校通算36本塁打を誇る吉田開。今はさらに通算本塁打を伸ばしていることだろう。来年の岩手県の注目選手に挙がるのは間違いない。 (打撃)  非常にミート力が高い選手と感じさせるし、打球も捉えた時の打球が実に速い。 どの試合でも結果を残し、体格から好選手と感じさせるものはあり、専大北上の試合を見れば真っ先に注目する選手だろう。だが、ドラフト候補、木製を置き換えた時に気になったことがあった。  スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛け、すり足気味に足を上げて、真っ直ぐ踏み出す。トップの動きを見るとやや浅い。長打を意識するならば、もう少ししっかりと取っておくべきで、上体が高い状態でのタイミングの取り方で、打撃の状態に入りにくい。スイング軌道を見ると肩口から振り下ろすように振り出すことが出来ている。  そのためインパクトまでロスのないスイングが出来ているものの、ポイントが前で、やや突っ込んだ形なフォームなのが気になる。膝元の変化球に対しては、上手いバット裁きで、捉えて、本塁打にする当たりもあり、低めにも強い印象を受けるが、目線が動きやすいので、駆け引きで揺さぶられると、今の低めの打ち方では、強い打球は打てず、木製バットに切り替えてからだとうまくポイントを捉えきれずに厳しいように感じる。  始動が遅く、ステップが小さいフォームの選手は、トップをしっかりと形成してから、捉えるまでの下半身の動きにどっしりさがあり、さらにスイングスピードも実に速い。吉田の場合、下半身のどっしりさが欲しいし、さらにスイングスピードも速くすることが出来るはず。さらに高みを目指してほしい。
更新日時:2014.11.29

将来の可能性

 打撃を見ていて、結果を残すし、大事な場面で本塁打を打つ勝負強さ、打球の速さ、飛距離を見ると来年の岩手県を代表する存在であることは間違いない。ただ細かく見ると技術的に課題を残すところがある。その課題をクリアし、また足、守備でも存在感を示すことが出来るか。来年は更なる飛躍を見せることを期待したい。
更新日時:2014.11.29

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