服部 貫大選手 (海星)

服部 貫大

球歴:海星

都道府県:長崎

ポジション:中堅手, 右翼手

投打:右 / 左

身長:171.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 タレント揃いの長崎海星の中でも、一年生ながらスタメンで出場。夏の甲子園・二松学舎戦(2014/08/15観戦レポート)でも、6番・右翼手として全国の舞台を経験。しかし三打数無安打と、結果を残すことが出来ませんでした。 (第一印象)  チームの中でも、ボールに当てる能力と野球センスは一番ではないかというぐらいのものを感じます。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間は、左打席から4.1秒前後と中の上ぐらい。しかし次のプレーを常に想定しているので、打球の落下点次第や外野手の緩慢な動きを見せたら、迷いなく次の塁を狙います。その走力以上に、高い走塁力があるのではないのでしょうか。  右翼手としての動きも、一年生にしては安定しています。特に捕球までの動きにも問題はありませんし、地肩も結構強そう。将来的には、センターを守ることになるのでは。 (打撃内容)  スイングの弧は大きいのですが、現時点ではコンタクトヒッターという感じで、鋭くはじき返します。 <構え> ☆☆☆☆  前足を軽く引いて、グリップの高さは平均的。背中を少し丸め、腰の据わりはそれなり。両目では、しっかり前を見据えられています。打席では、高い集中力が感じられます。 <仕掛け> 平均的  投手の重心が下がりきった時に動き出す、平均的なタイミング。これは、ある程度の対応力と長打力をバランスよく兼ね備えた中距離打者や勝負強いポイントゲッターが多く扱うタイミング。 <下半身> ☆☆☆☆  始動~着地までの「間」はソコソコで、速球でも変化球でもそれなりに対応。足をまわし込んでタイミングを図るというよりは、高く引き上げ強く踏み出すことを重視している感じ。ベース側にインステップして踏み込んで来る選手で、外角に意識があるのがわかります。踏み込んだ足元はけして開かないので、外角の厳しい球や低めの球にも喰らいつけます。   <上半身> ☆☆☆☆  打撃の準備である「トップ」を作るまでも自然体で、リストワークが固くなることもありません。バットの振り出しにもロスがないので、ミートポイントまで無駄なく振り下ろせています。バットの先端も下がらず、大きな弧を描きながら最後まで振りぬきます。 <軸> ☆☆☆☆  足をしっかり引き上げて打ちにゆくのですが、目線が動かず極めて安定しているのに驚かされます。体の開きは我慢できますし、軸足も地面から真っ直ぐ伸びて、軸回転でスイング出来ています。
更新日時:2015.01.10

将来の可能性

 守備・走塁・打撃共に、技術的には完成されている印象があります。プレーの視野・意識も高いですし、レベルの高い先輩たちのプレーを観て、いろいろ感じるところがあるのではないのでしょうか。もうここからは、自分の感性で切り開いてゆく領域であり、已に必要だと思うものを追求して欲しいですね。今後もどのぐらいのレベルまで到達するのか、大いに期待して見守ってゆきたい一人です。
更新日時:2015.01.10

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