手束 海斗選手 (鳴門)

手束 海斗

球歴:鳴門

都道府県:徳島

ポジション:捕手, 中堅手, 左翼手

投打:右 / 右

身長:170.0 cm

体重:85.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年8月16日) 4番手束 海斗(3年)のことも書いておきたい。172センチ、81キロの体格を見てわかるようにドカベン体型。今のプロ野球選手なら中村 剛也(西武)体型といったほうがわかりやすい。体型だけでなく、手束はバッティングの形そのものが中村によく似ていた。  ゆったりと脱力して打席に立ち、グリップの位置を低くして構えるというのが基本形。中村はこのグリップ位置のまま動かずレベルスイングでボールを打ち抜くが、手束は打つ前にグリップ位置を肩まで上げ、ダウンスイングでボールを叩く。その違いは大きいが、全体の形や体型は驚くほど似ていて、打球にも共通する強さがある。この手束が三浦の108キロのカーブをとらえてあわやホームランかというセンターフェンス近くまで運ぶ二塁打を放ち2点を追加、ここで勝負は決まった。
更新日時:2016.08.17

短評

観戦レポートより抜粋(2016年8月7日)  4番を打つ手束 海斗は、1回裏、フルカウントからど真ん中のストレートを豪快に打ってレフトスタンドへ。この本塁打が高校通算39号本塁打。四国ではナンバーワンの本塁打数で、まさに四国地区ナンバーワンに相応しいパフォーマンスを全国の高校野球ファンに見せつけたのであった。これを打つまでの過程が良く、際どい変化球やストレートをどんどん粘って、佐久長聖バッテリーはこれしかないと思ってストレートを投げ込んだ。結果的に勝負を避ければと思う内容だったかもしれないが、手束の打撃内容として参考になるものは、どれだけ甘い球を呼び込めるかという点に尽きる。手束は厳しいコースには見送り、そして変化球やストレートも自分の狙い通りのボールでなければ、どんどん粘っていく。これがスラッガーとして大事な技術なのだろう。  スクエアスタンスで構える姿には威圧感を感じさせ、投手の足が着地したところから始動を仕掛け、ゆったりとトップを取って、弧を描くようなスイング軌道はまさに長距離打者のような打ち方。この打ち方を木製バットでもしっかりと実演できれば、木製バットでも本塁打を連発できるだろう。さらにこの試合では第2打席では粘りに粘って四球、第3打席には外角直球を右前安打。打撃には隙が少なく、対応力の高さを示した。守備を見るとスローイング自体は強肩で、守備の動きは悪くない。次のステージでも強豪大学や、社会人でもプレーできる可能性を示したといっていいだろう。
更新日時:2016.08.10

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