鈴木 一朗選手 (山形中央)

鈴木 一朗

球歴:山形中央

都道府県:山形

ポジション:内野手

投打:右 / 左

身長:167.0 cm

体重:66.0 kg

学年:卒業

寸評

 あのイチローと同姓同名として話題の左の好打者。木製バットを使う台湾との親善試合でも自慢のバットコントロールを披露し、次のステージでも活躍できるところを示した。今回、台湾との親善試合で2試合でも、打撃は木製バットでもかなり対応力が高いところを見せてくれた。 (打撃)  初戦で2安打を放ったように、台湾でも抜群のバットコントロールの良さを披露した。  スタンスはスクエアスタンス。バランス良く構えることができており、そこからセンスの高さを十二分に感じさせる。投手の足が下りたところから始動を仕掛ける。始動の仕掛けは早く、早めにタイミングを取って、様々なボールに対応する狙いが見える。右足を回し込んで上げていき、間合いをは取っていき、真っ直ぐ踏み込んで打ちに行く。トップの動きを見ていくとバックスイングは小さいため、長打を打つフォームではないが、その分、動作に無駄がなく、肩口から振りだすようにして、インパクトまで最短距離で捉えるスイング。ボールで捉える時はレベルスイングで、外角、内角とどのコースに対してもしっかりと捉えることができるのが強み。  軸をしっかりとキレイに回転させるスイングはまさにイチローのようなフォロスルー。生粋のアベレージヒッターといえるだろう。  木製バットでも低く強い打球を放つことができていた。これで140キロ台に振り負けないスイングの強さを求めていけば、長打も出る確率も多くなるだろう。常に捉えることができる技術があるだけに、台湾選抜でこのようなパフォーマンスを示しただけに、大学・社会人で続けられる確率を一気に高めたのではないだろうか。 (守備・走塁)  塁間タイムは4.3秒前後と好打者タイプとしてはあまり早くないのが残念。直線的なスピードはさらに鍛えていきたいところだが、常に全力疾走を心掛ける姿勢は好感がもてる。  山形県選抜では二塁手。本来の守備位置とは違っていたが、ソツのない動きを見せていた。
更新日時:2016.01.01

将来の可能性

 打撃技術は確かなものがあり、木製バットに順応ができており、高卒プロというタイプではないが、次のステージでも活躍する可能性は十分に秘めており、あとは単純な脚力、パワーなどを強化していきたいところ。プレースタイルも、常に全力で爽やかなプレイヤー。ぜひこの夏は「イチロー」の名を多く響かせ、2年ぶりの夏の甲子園出場へ成し遂げたい。
更新日時:2016.01.01

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