高橋 隼之介選手 (日本文理)

高橋 隼之介

球歴:日本文理

都道府県:新潟

ポジション:捕手, 遊擊手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:71.0 kg

学年:卒業

寸評

甲子園準優勝を経験した高橋 隼之介。2番遊撃手としてすべての試合で安打・打点を記録。21打数11安打の.524を記録した。当時から目敏さが光るショートであり、状況判断に応じた打撃と守備範囲の広い守備を見せていた。更にショートとして鍛えることができれば、どんな選手になるかと想像していたが、新チーム以降は強肩を活かしてキャッチャーにコンバートした。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて構える。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を上げて真っ直ぐ踏み込む。足の上げ幅は普通。トップをぐっと深く取っていくが、ややグリップが入り気味なので、インコースは打ち辛い。しっかりとトップの位置は定まっており、インパクトまでロスなく振れている。スイングの弧は小さいためライナー性、ゴロが多くなっているが、自分の打撃スタイルをしっかりと把握し、ゴロ、ライナー、右打ちを心掛けている。ツボに入ればスタンドインさせるパワーは昨年の甲子園で証明済みだ。 慣れない捕手をこなしていたこともあって、やや伸び悩んだように感じる。 (守備・走塁) キャッチング自体は悪くないが、ワンバウンドに対してはまだハンドリングで捕りにいく癖が見受けられる。フットワークはよく、地肩は強いが、スローイングフォームが大きい。強肩だけではなく野球頭脳の良さ、視野の広さを見出されてキャッチャーにコンバートされたと思っているが、勝負所では結構焦りが見られ、新潟大会決勝戦ではエラーが続出してからどんと構えることなく、その試合の流れに飲み込まれたまま試合を消化しているように感じた。ショートとしては守備範囲が広く、淡々とボールを捌く守備力の高さは際立っていた。地肩も強く、目敏いショート。恐らく大学では内野手をやることになるだろう。 塁間タイムは4.60秒前後で右打者に換算すると4.30秒前後とそれほど速くない。
更新日時:2011.03.18

将来の可能性

慣れないキャッチャーのポジション。自分のポジションが替わった影響は大きかったに違いない。シュアな打撃が光った打撃センスはそれによって影を潜めてしまったように感じる。とはいえ、チームの苦境の中でキャッチャーを務めたことはプレーに対する視野を大きく広めたと感じるし、再び内野手をやる上で役立つものだろう。捕手で培った視野の広さを活かした内野手として大成することを期待している。
更新日時:2011.03.18

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