佐藤 聖南選手 (北越)

佐藤 聖南

球歴:北越

都道府県:新潟

ポジション:投手

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2014年7月20日)  北越にはタイプの異なる3投手がいる。大型左腕として注目を集め、投打にわたるチームの大黒柱・山﨑 嘉紀(3年)、背番号10ながら安定感抜群の橋本 幹太(3年)、140キロに迫る直球が武器の内藤悠人(3年)。緒戦、山﨑が九回を完封しているので、橋本か内藤を予想する人が多い中、この日マウンドを任されたのは、公式戦の先発経験がない佐藤聖だった。  昨秋の大会ではベンチに入ることが出来なかった佐藤聖だが、腐らずに冬も体幹トレーニングを中心に自らの体をいじめ、間食を増やしてビルドアップ。その結果体重も増え、下半身が安定したことで、投球に安定感が出てきた。 春の大会はベンチ入りが出来なかったものの、5月末の高岡向陵との練習試合では、完封勝利を収め、大きくアピール。小島監督も目を細めるナイスピッチングで、最後の夏のベンチ入りを勝ち取った。  この日は、MAX138キロのストレートを中心に、変化球とのコンビネーションが冴え、七回、113球、3安打、13奪三振の力投。中でも特筆すべきは、6度フルカウントまでいきながら1四球と崩れなかった安定感だろう。 「(上位進出すると)山﨑にかかる負担が大きくなるので、その負担をできるだけフォローしたい」。大会前、そんなコメントを残していた彼への期待は、今日の活躍でますます高まるばかり。佐藤聖の最後の夏はまだまだ続く。
更新日時:2014.07.21

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