笠原 大芽選手 (福岡工大城東)

笠原 大芽

球歴:福岡工大城東

都道府県:福岡

ポジション:投手

投打:左 / 右

身長:185.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

定岡卓摩(現千葉ロッテ)、吉川光夫(現北海道日本ハム)らを輩出した福岡ニュースターボーイズ(現福岡中央ボーイズ)出身、父・栄一(元ロッテ)、兄・将生(巨人)という抜群の野球環境に育つ長身左腕。 (サラブレッド初観戦)  2階から、地下倉庫に投げつけるようにストレートを投げ込むサラブレッドを観たのは、2010年の春先。「笠原の弟が、福岡工大城東に入学」「もう、プロ間違いないよ」という情報を聞きつけ、ゴールデンウィークに福岡工大グランドに足を運んだ。リリーフにて、練習試合の数イニングを投じた。一年とは思えぬ長身から、滅法に速くて伸びのある球を投じるが、制球は定まらなかった。ただ、184センチの中谷将大(現阪神)が、ピンチでマウンドに駆け寄った際には、福岡一、絵になる「大型バッテリー」が出現した。その異空間に、笠原の可能性を感じた。 (結果の出ないチーム) 選手権の県予選は、登板なし。秋季大会は、3回戦(2戦目)で同じく期待の1年左腕・黒川 ラフィ筑陽学園)に投げ負け、一年大会も、チーム状態が万全でなく、初戦敗退だった。公式戦は、チームともども結果が出せなかったが、練習試合では着実に進化しているようだった。そんな中、「やはり、笠原。」と思い、春先を待つことにした。 (冬場の鍛錬) JR福工大前駅の福工大口から城東グランドをのぞむ。風の冷たい3月上旬だった。サーキットトレーニング中の投手陣の中で、ひときわ大きく、見違えるように下半身が大きくなった笠原は、目立った。股関節の柔軟体操に使うハードルを率先して、準備する長身投手は、5キロ程度のビルドアップに成功。公式戦では、無茶な器用をされておらず、大切に育てられている成果があらわれてきた。
更新日時:2011.03.08

将来の可能性

伸びのあるストレートは、すでに140キロ超えで角度もある。粘れる下半身ができ、低めに制球できれば、連打はない。時折、変化球をおりこめば、8分の力でゲームメイクも容易だろう。こじんまりとした「サラブレッド」よりも、荒々しさむき出しの「じゃじゃ馬」になり、打者を翻弄してほしい。技巧派左腕が全盛の福岡にあって、本格派・左腕の奪三振ショーに酔いたい。
更新日時:2011.03.08

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です