松本 拓己選手 (三本松)
寸評
2014年度の香川を代表する投手の一人ですが、将来性はかなり高いとみています。けして素材型ではないのですが、現時点での内容以上に、今後に期待してみたい本格派。 (第一印象) クィックのように、軸足に体重を乗せきる前に膝を折ってしまうフォームなので、もっと体重をしっかり乗せてから投げたら、140キロを超える球が投げられるのではないか、そんな期待を抱きます。 (投球内容) 球速こそ常時130~中盤ぐらいですが、そのボールの勢い・球威は5キロ増しぐらいには感じさせるボールを投げ込みます。一度浮き上がりながら沈むカーブ、低めのボールゾーンに切れ込むスライダー、左打者にはチェンジアップのように逃げて行くフォークと、球種もひと通り。多少甘く入ったりバラつきもありますが、おおよそ内外角に投げ分けピッチングも適度にまとめられます。牽制はややモーションが大きいのと、クィックが1.2秒台と少し時間がかかるのが課題でしょうか。 <長所> 腕を非常に強く振れるのが魅力で、変化球との見極め困難。下半身の体重移動もよく、地面を強く蹴り上げるようなフィニッシュにも見栄えがします。 グラブは最後まで内に抱えられており、両サイドの投げ分けも安定。足の甲でも地面を押し付けられており、コントロールもそれほど悪くありません。 <課題> 課題は冒頭にも述べたように、体重を乗せて投げられるようになること。しかしこれは、高校野球が終ってからでも好いのではないのでしょうか。
更新日時:2014.06.27
将来の可能性
名前は上がっていたので注目してみてはいましたが、想像よりずっと好い投手でした。均整の取れた体格ですし、フォームも抑えるポイントもしっかり抑えられています。大学進学後も地道に努力すれば、見違えるほど成長するかもしれません。投手指導に定評のある大学などに進んで、地道な努力を期待します。夏に、もう一度見てみたい投手でした。
更新日時:2014.06.27
佐藤 晋平
2024-02-13 at 11:34 AM
手マフラー