中島 健寿選手 (白鷗大足利)

中島 健寿

球歴:白鷗大足利

都道府県:栃木

ポジション:二塁手

投打:右 / 左

身長:174.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜での東陵高校戦では、右に左にセンターへと幅広くボールを打ち分け3安打を放ちました。二番・二塁手という地味な役柄ながら、存在感をしっかり示した大会となりました。    (第一印象)     動作の切り返しがキビキビしており、センスと意識の高さを感じます。    (守備・走塁面)     一塁までの塁間は、4.3秒弱ぐらいと驚くような脚力はありません。新チーム結成以来の46試合で17盗塁など、実際にはもう少し早いタイムで駆け抜けられるのかもしれません。    二塁手としては、動きの良さが目立ち好守のイメージがあります。しかし秋の成績では13失策と安定感を欠くところがあり、むしろ一冬越えて大きく成長したのではないのでしょうか。    (打撃内容)     どの方向にもはじき返す、柔軟性のある打撃が魅力。けして強打で魅了する選手ではありませんが、強打・白鴎大足利打線の一翼を担います。   <構え> ☆☆☆     ほぼスクエアスタンスで両足を揃え、グリップの高さは平均的。腰の据わり・全体のバランスは悪くありませんが、両目で前を見据える姿勢は並ぐらい。    <始動> 遅すぎ    一度ベース側につま先立ちして、投手がリリースを迎えるあたりで小さくステップして動き出します。    <下半身> ☆☆☆     始動~着地までの「間」がないので、瞬時にいろいろな球には対応できません。あくまでも狙い球を絞り、その球を逃さないで叩くことが求められます。ベース側にインステップして踏み込んで来る選手で、外角を強く意識。それでも内角の球を開かず捌くことができ、インコースにも弱さはありません。踏み込んだ足元もブレないので、体の開きを我慢。外の球を、キッチリ叩くことができます。   <上半身> ☆☆☆☆     早めに打撃の準備である「トップ」の形をつくり、始動の遅さを補います。バットの振り出しもよく、インパクトまでロスなく振り下ろせます。バットの先端であるヘッドも下がらないので、綺麗に振り抜けています。    軸> ☆☆☆☆    足の上げ下げが殆どないので、目線は上下にブレません。体の開きも我慢出来ていますし、軸足にも粘りを感じます。
更新日時:2014.04.23

将来の可能性

 守備の成長もあるようですし、走力もタイム以上のものがありそう。何よりスイング軌道の良さと軸がブレないスイングには、目を見張るものがあります。派手さはないのですが、上のレベルでも野球を続けて行ける素材ではないのでしょうか。今後も、末永く気にしてみたい好選手でした。
更新日時:2014.04.23

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