堀口 裕真選手 (近江)

堀口 裕真

球歴:近江

都道府県:滋賀

ポジション:外野手, 右翼手

投打:右 / 左

身長:171.0 cm

体重:63.0 kg

学年:卒業

寸評

 おそらく俊足揃いの健大高崎の各打者よりも速いかもしれない。というよりも純粋な走力ならばこの堀口は今大会ナンバーワンの打者ではないだろうか。 (打撃)  内野ゴロならば、内野安打になるじゃないかと心理的なプレッシャーを与える好打者。逆方向に打ち分けられるときは堀口の好調時。ただ好打者タイプにしては膝の動きが硬いのが懸念材料だ。  スタンスはスクエアスタンスで構え、グリップを高い位置に置いて歩幅を狭め、両膝で立たせている。投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、足を高く上げていきながら、タイミングを図り、インステップ気味に踏み込む。トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていきながら、トップを形成。グリップは入りすぎることなく、トップを作ることができているので、インコースの捌きは問題ない。スイング軌道を見ると内回りのスイング軌道ができており、ロスが少ない。踏み込んだ足もギリギリまで踏ん張り、目線の動きを動かさずに振り抜くことができている。  ただ気になったのは膝の硬さ。好打者は下半身を柔軟に使って、速球、変化球に対応が出来るが、堀口の場合、そこに対応が出来るかが気になった。木製バットに切り替えた場合、膝を柔軟に使えないと苦しむ可能性が高い。 (走塁・守備)  内野ゴロのタイム、いずれも3秒75、3秒81とプロの左打者でも一流と呼ばれるタイムを記録した。滋賀大会では6試合で5盗塁を決めており、足には絶対的な自信を持った選手といっていいだろう。この強みをどんどん生かしていってほしい。  守備についてはイージーな打球がしかなく、掴むことができなかった。
更新日時:2014.09.30

将来の可能性

 足には上の世界でも絶対的な武器になる予感があり、是非この強みを生かしてほしい。ただ打撃では膝の使い方が課題で、下半身を柔軟に使える形をめざし、強い打球を打てることを目指してほしい。足を最大限に生かすには一定以上の打力があってこそ。  数年後には俊足系選手としてドラフト候補に名乗り挙がる選手になることを期待したい。
更新日時:2014.09.30

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