中村 雅治選手 (日大高)

中村 雅治

球歴:日大高

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:171.0 cm

体重:65.0 kg

学年:卒業

寸評

 秋の神奈川大会では、1年生ながらチームの主戦として活躍し、関東大会出場の大きな原動力になった好投手。洗練されたマウンド捌きで、安定感のある投球が魅力の好投手。   (第一印象)    何か凄い球を投げるわけではないのですが、マウンド捌き、投球術、制球力共にまとまっています。そのため1年生ながら、投手として完成されているイメージを受けます。 (投球内容)    ほぼサイドハンドのようなスリークオーターで、球速は130キロ前後ぐらいでしょうか。スライダー・シンカーなどを織り交ぜて、コースにボールを散らせてきます。牽制は並ですが、クィックは1.1~1.2秒ぐらいと素早く、フィールディングもまずまず。高い野球センスがあり、試合を作ることができます。腕を下げて投げてくるので、左打者に打たれるケースが目立ちます。  <長所>    グラブを最後まで内に抱えられており、両サイドへの投げ分けが安定。足の甲でも地面を捉えることができ、ボールもそれほど上吊りません。「球持ち」もよく、指先の感覚に優れていそう。安定したコントロールこそ、この選手の大いなる武器。    <課題>    「着地」までの粘りは悪くありませんが、体の「開き」が早く、ボールの出処がみやすいのが欠点。そのためいち早く球筋を読まれてしまい、コースを突いた球でも踏み込まれて打たれてしまいます。  振り下ろした腕が身体に絡まないように、腕の振りが弱いのが残念。もう少し腕が振れるようになれば、スライダーやシンカーなども生きてきそう。またボールに体重が乗せられていないので、打者の手元まで勢いや球威がないのが残念。
更新日時:2013.12.24

将来の可能性

 安定したコントロールを背景に、完成度の高い投球を実現。それでも一年生ということもあり、まだまだ課題も少なくありません。最後の夏までに、どのぐらいの投手に育つのか。神奈川の高校野球フリークには、その成長が気になる一人ではないのでしょうか。
更新日時:2013.12.24

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