中野 航汰選手 (鎮西)

中野 航汰

球歴:鎮西

都道府県:熊本

ポジション:中堅手, 右翼手

投打:右 / 左

身長:173.0 cm

体重:65.0 kg

学年:卒業

寸評

 俊足を活かしたリードオフマンということでしたが、選抜佐野日大戦(2014年03月23日)では充分に存在感を示すまでには至りませんでした。しかしセンター前へ一本ヒットを放ち、夏に向け貴重な経験が出来たのではないのでしょうか。    (第一印象)     前足を広く引いて、重心を落とした構えに個性を感じます。何か構えから、この選手の気持の強さが滲み出ているような。けして好打者タイプではなく、強く叩く強打者タイプの選手でした。    (守備・走塁面)     残念ながら、一塁までのタイムは計測できず。新チーム結成以来の44試合で23盗塁を決めている通り、普段は積極的に盗塁を仕掛けて来るタイプのようです。     右翼手としての守備も、この試合ではあまり捕球機会がなくよくわからず。地肩は返球を見るかぎり、それほど強いようには見えませんでした。    (打撃内容)    <構え> ☆☆     前足を大きく引いた左オープンスタンスで重心は深く沈んでいるものの、グリップを高く引き上げてバットを立てて構えます。背筋を伸ばしつつ全体のバランスとしては癖がありますし、両目で前を見据えるという意味ではどうでしょうか?     <始動> 遅すぎ     大きく開いていた足をベース側に持ってゆき、そこでつま先立ちします。しかし本格的に始動するのは、リリース直前と遅すぎるのが気になります。    <下半身> ☆☆☆     始動~着地までの「間」がないので、瞬時にいろいろな球には対応できません。そのため狙い球を絞って、その球を逃さないことが求められます。ベースに離れた方向に踏み出すアウトステップを採用しており、真ん中~内角よりの球を意識したスタイル。特に踏み込んだ足元が早く地面から離れるので、引っ張って巻き込むことを得意としています。逆に外角の球や低めの球に対し、「開き」を我慢できるのか気になります。    <上半身> ☆☆☆     打撃の準備である「トップ」を作るのは早めで、始動の遅さを補います。振り出しはけしてインサイド・アウトではありませんが、内角の球に対し腕を絞って上手く対応。大きな弧で、力強くボールを叩きます。    <軸> ☆☆☆     足の上げ下げが小さいので、目線は上下に動きません。足元が早く地面から離れるので、開きは充分我慢できず。しかし軸足には、粘りと強さが感じられます。
更新日時:2014.04.30

将来の可能性

 あまり今回の観戦だけでは、守備・走塁に関してよくわかりませんでした。打撃も彼の持ち味を存分に発揮できたという感じではなかったので、夏にその雄姿をぜひ見てみたいですね。この経験を糧に、大きくなって甲子園に戻ってきて欲しい一人です。
更新日時:2014.04.30

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