辻村 征也選手
寸評
最速１４６㎞/hを誇り、プロ数球団のスカウトが熱視線を送る白老東の右腕・平田晃基。 確かにピッチングフォームからはスケールの大きさを感じる。左足を大きく上げて体重を軸足に乗せ、羽を広げるように大きくテークバックを取る。 バッティングフォームもそうなのだが、とにかく「割れ」を意識して大きな力を生み出そうとしているようだ。ただ、コントロールを気にしてなのか、早めにトップの位置まで持っていき、一瞬、腕の動きを止めてから左足を着地、腕を振り下ろしている。それでいて球威のある球が投げられるのだから、多くの球団のスカウトが魅力を感じるのもうなずける。 今後どのように成長していく、興味を抱かせる選手である。
更新日時：2010.07.02
将来の可能性
ベストでない状態だけに、判断が難しいが直せる部分も沢山ある(10/07/10 夏の地方予選時)。上半身と下半身の連動、左手の使い方など、ピッチングフォームにはまだまだ初歩的な課題が多い。投手としての経験値はもちろん、強豪校相手に投げた機会も少ないことから、まずは大学や社会人に行って上のレベルの野球を経験することが成長速度を加速させることだろう。そこでまずは自分に最適な投げ方を見つけて欲しい。プロに行くのは、それからでも遅くないように思う。 将来的には五十嵐亮太のような球威でグイグイ押していけるピッチャーになって欲しい。
更新日時：2010.07.02