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一柳 大我

一柳 大我(日本学園)

都道府県:
高校:
学年:
2016 年卒
ポジション:
投手・遊撃手
投打:
右/右
身長:
179 cm
体重:
83 kg
データ最終更新日:2013年11月26日

寸評

 2015年度の東京都は有望な野手が多いのだが、その中でも群を抜いて存在感があったのが一柳 大我日本学園)だ。調布シニア時代に投打で高い才能を発揮させた選手として強豪校からも注目される存在であったが、日本学園に進学。

 1年夏からレギュラーの座を獲得し、今では主将でエースとまさにチームの大黒柱である。グラウンドに立った時の雰囲気、投打のスキルの高さ、身体能力含めて、2015年の東京都の高校生ではトップクラスではないか。

 そんな一柳がより注目度を高めるためには何を行えればいいか考えていきたい。

(投手として)

 上半身、下半身のバランスが取れた投球フォーム。体の使い方が綺麗で、センスの高さを感じさせる。この日、ネット裏で見られる環境ではなかったので、球速は図れなかったが、翌日に見た高田 孝一平塚学園)が130キロ~135キロ前後だったので、ストレートの勢いは高田と同等。ストレート重視の投球で、強気に押していくことが多い。ただ粘られるとカーブ、スライダーの割合を増やして、抑えることが出来ていた。

 能力は悪くないが、投手としての繊細さを感じるタイプではなく、またマウンド上の立ち振る舞いを見ると、まだマインドをうまくコントロール出来ず、打たれるとカバーに行かないことがある。そこが課題だ。

(打撃)

 投手以上に魅力を感じたのが野手としての一柳である。むしろ野手ならば今年の東京都の高校生ではトップクラスではないだろうか。

 構えから雰囲気を感じる強打者。スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。両目でしっかりと見ることができており、またバランスの良い構え方をしている。

 投手の足が下りたところから始動を仕掛けていきながら左足は回しこむように上げていきながら、間合いを図る。上手くタイミングを図ることができており、この試合では速球、変化球に対しても対応することができていた。
真っ直ぐ踏み込んで打ちに行く。トップの動きを見ていくと捕手側を引いていき、グリップが入りすぎず取ることができている。インパクトまでの動きを見ると肩口から振り出すので、無駄がないスイングが出来ている。スイング軌道をコンパクトすぎず、弧を大きく描いてスイングが出来ている。目線のブレは小さく、軸も安定した打撃フォームが実現出来ており、打撃の完成度は高いレベルに達している。

(主将として)

 技術的な大きな欠点はなく、強豪校相手にもそれなりの実績を残せるものを感じさせるのだ。だが今、戦っているレベルがまだ低いので、課題が見えてこない。どうにかレベルの高い舞台を経験させてあげたい選手なのだ。選手としての課題が見えるのは、その舞台になってからかもしれない。

 主将としてプレーしている以上、やはり如何にチームを纏め上げることが出来るか。日本学園の八木監督によると、実績、実力十分の一柳しかいなかったそうだ。確かに周りの選手を見ると、一柳しかいないのは伝わってくるし、彼が引っ張るしかない状況ともいえる。

 だが声で盛り上げたり、味方を盛り立てるのが苦手なようで、実際に試合を見てみると、まだ主将として味方を叱咤激励するところが見られなかった。プレーで引っ張って結果を残せるのは、それなりに実力があり、自主性が優れた選手が揃ったチームではないとなかなか発揮しにくい。日本学園のチーム事情を考えると、一柳がどれだけチームのことまで視野を広げていくことができるかが問われるだろう。

 主将を経験していくことで、人間として幅が出てくれれば、より選手として成長を見せることが出来るのではないか。

将来の可能性

 投打ともに高いレベルに達しており、欠点も少なく、スケールもあり、来年以降も継続的に追いかけていきたい逸材だ。あとはチームとして成長を見せて、都大会でも上位まで勝ち進んで、投打で輝きを見せてほしい。来年の今頃には大きく取り上げられる存在になっているか注目をしていきたい。

情報提供・文:2014.09.18  河嶋 宗一
  • 2014 年 9 月

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