越智 樹選手 (今治西)

越智 樹

球歴:今治西

都道府県:愛媛

ポジション:捕手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 今治西を攻守で支える捕手。打撃では広角に打ち分け、守備ではエース・神野の持ち味を引き出すリード、嵌ったときは2.00秒前後のスローイングで刺す。近年の今治西の捕手では最も上のレベルを意識出来る選手ではないだろうか。 (打撃)  この選手が評価を高いのはまず対応力が高い打撃にある。右方向に打ち分け、対応力が高い打撃を披露した。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置において背筋を伸ばして構えている。投手の足が下りたところから始動を仕掛け、小さく足を上げて真っ直ぐ踏み込んでいく。トップの動きを見るとあらかじめバックスイングをしているので、トップが立ち遅れることはない。  グリップが頭の後ろ側に移動し、内側から最短距離で振り抜くスイングではなく、弧を描きながら捉えるスイング。そのため外角にはかなり強く、良いポイントで捉えることができている。この選手は全体的に頭の動きが小さく、ミスショットが少ない。下半身の動きを見ると、踏ん張った足を我慢できて、ひざの開きも我慢もできている。外角球にしっかりと合わせることができる動作ができて、しっかりと自分の間合いで打つことができるのがこの選手の強みだ。 (守備)  スローイングタイムはイニング間の送球を見る限り、2.0秒~2.20秒前後と突出したタイムはなく、2.0秒を切るスローイングが見られなくて残念。彼の本来のスローイングが見られるのは選抜になってからだろう。  リード面は思考がしっかりしているときは内外角を散らせてうまくリードさせることができている。ただちょっとしたアクシデントがあると汲々としたリードになってしまう点が課題か。要求通りに投げられる神野だけに常に思考を落ち着かせてリードができるようになること。
更新日時:2013.12.12

将来の可能性

 神宮大会準決勝は守備面で精彩を欠いた内容であったが、それまでの試合の振り返りをすると、打撃では広角に打ち返す打撃が光り、守備面では打力があるチームほどに強気なリードで押して、抑えてきた。今度は神野の投球レベルに対応してきた打線に対し、打者を抑えることに集中することができるか。上でも捕手として続けられるレベルにあるだけに、春では攻守ともに一回りした成長したプレーを見せてほしい。今治西の上位進出のキーマンの1人になりそうだ。
更新日時:2013.12.12

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