山本 龍河選手 (智辯和歌山)

山本 龍河

球歴:智辯和歌山

都道府県:和歌山

ポジション:中堅手, 外野手, 投手, 右翼手

投打:右 / 左

身長:184.0 cm

体重:87.0 kg

学年:卒業

寸評

 豪快なスイングで、智弁和歌山・高嶋仁監督からも期待される、スケール大きな選手です。投手としてもMAX138キロを記録し、智弁和歌山の中では一番の制球力があると言います。   (第一印象)      下から上にしゃくりあげるのような強引なフォームですが、打者としてのスケールを感じさせる来年世代注目の強打者。   (守備・走塁面)    選抜では、中堅手として試合に出場。選抜の明徳義塾戦(2014年03月24日)では、捕球したあと落球して失点につながるなど軽率なプレーを見せてしまいました。また打球への判断が悪く、まだまだ外野は不慣れな印象をうけます。さすがに投手もやるだけあって、地肩は基準以上。来年は、どのポジションを担うのか気になります。      残念ながら、走力は計測できず。新チーム結成以来の37試合では、5盗塁と全く動けない選手ではありません。守備範囲の広さが求められるセンターを任されていることからも、走力自体はソコソコはあるのではないのでしょうか。プレーを見る限り、それほど足でガンガンアピールする選手は見えませんでしたが。   (打撃内容)    どの方向にも打球を飛ばしますが、内角から真ん中よりの球を引っ張る打撃を得意としている感じがします。特にその辺に、彼のツボがあるようです。   <構え> ☆☆☆     前の足を軽く引き、グリップを高く添えた強打者スタイル。背筋を伸ばし、両目で前を見据える姿勢・全体のバランスとしては並ぐらいでしょうか。強打者としての雰囲気はあるのですが、少し打席で力が入りすぎかなという印象が。   <始動> 遅すぎ     ベース側に一度つま先立ちして、リリース直前に動き出します。このタイミングだと、どうしても打撃に必要な動作を端折らないと、スイングできないのでオススメできません。一定レベルの球速・キレのある球に対しては、厳しいのではないのでしょうか。   <下半身> ☆☆☆    始動~着地までの「間」がないので、完全に「点」の打撃となります。打てるポイントは限られますが、狙い球を絞ってそれを逃さないことが求められます。真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角でも捌きたいタイプ。踏み込んだ足元はブレないので、外の厳しい球や低めの球に も喰らいつくことはできます。   <上半身> ☆☆☆    打撃の準備である「トップ」を早めに作ることで、速い球に立ち遅れるのを防ぎます。しかしあらかじめグリップを引いて構えると、どうしてもリストワークが固くなり柔軟な打撃ができなくなります。バットの振り出しはインサイド・アウトではないのですが、ミートポイントまでそれほどロス がありません。長打を打とうという意識が強いのか?バットが下から上にしゃり上げるのような軌道で、背中が伸びきってしまうのが気になります。思いっきりよく豪快なのは魅力ですが、荒っぽさは否めません。   <軸> ☆☆☆     足の上げ下げは小さいので、目線は上下に動きません。体の開きも我慢出来ていますが、軸足の形がスイングのあと崩れてしまうのが気になります。
更新日時:2014.05.28

将来の可能性

 投手としての能力もある程度あるようですが、出来れば打者に専念して欲しい逸材です。技術的にはまだ荒っぽい部分が目立つのですが、潜在能力は2015年度世代でもトップクラスに位置するはず。今後このスケールを保ちつつも、いかに粗さを解消してゆくのか、その難しい課題に取り組まないといけないでしょう。期待半分不安半分で、今後の成長を注目して行きたいと思います。
更新日時:2014.05.28

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