宮城 諒大選手 (美里工)

宮城 諒大

球歴:美里工

都道府県:沖縄

ポジション:一塁手, 左翼手

投打:右 / 左

身長:178.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜では、背番号7をつけながら右翼手として出場。センターオーバーの当たりを含む2安打を放ち、前評判どおりの打撃を見せてくれました。    (第一印象)     ヘッドスピードが鋭く、非常に強烈な打球を生み出します。ヒットの半分以上が長打と言われる、パンチ力も魅力。    (守備・走塁面)     残念ながら、一塁までのタイムは計測できず。 チームの一番打者を担うように、それなりの脚力はありそう。新チーム結成以来の43試合で10盗塁と、驚くような数ではないのですが動ける身体能力があります。      守備範囲も広く、キャッチング・打球の反応もそれほど悪くありません。なぜ背番号7を背負っているかわかりませんが、外野手としては基準レベルはあるのではないのでしょうか。地肩はモーションが小さくても返球できるスナップの強さがあり、それほど遠投には優れませんが中継には素早く返球できるのではないのでしょうか。    (打撃内容)     大きな孤を描くのですが、打球はセンターからレフト方向に打ち返しても打球が伸びるのが特徴。けして、引っ張らないと長打が打てないタイプではありません。    <構え> ☆☆☆☆     両足を揃えたスクエアスタンスで、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢もよく、全体のバランスもとれています。あとは、力まないように心がけ柔らかさが出てくると好いですね。    <始動> 遅すぎ       一度ベース側に足を持ってゆき、本格的に動き出すのはリリースを迎える頃。これでは全体の始動が遅すぎて、一定レベルの球速・キレのある投手に対し立ち遅れてしまいます。     <下半身> ☆☆☆     始動~着地までの「間」がないので、あらかじめ狙い球を絞り、その球を逃さない「鋭さ」が求められます。小さくベース側にインステップするように、外角を意識した打撃。踏み込んだ足元がブレないので、外の球でもキッチリ叩くことができます。むしろ内角の捌きが、一つ課題になるのではないのでしょうか。    <上半身> ☆☆☆     バットを引くのが少し遅く、打撃の準備である「トップ」の形をつくるを作るのが遅れがち。バットの振り出しはけしてインサイド・アウトではありませんが、始動~インパクトまでの軌道にもロスがなく、大きな孤を描いて強く振り抜けます。    <軸> ☆☆☆☆     足の上げ下げが小さく、目線は上下に動きません。体の開きも我慢でき、軸足も地面から真っ直ぐ伸びて軸を起点に綺麗に回転出来ています。
更新日時:2014.05.09

将来の可能性

 走力などよくわからない部分はありますが、持っている身体能力は高そう。体の強さを活かした強打が自慢で、その上技術的にも基本は抑えられています。あとは、もう少し始動全体を高めたり早めにトップを作れるようにして、速い球に立ち後れない術を身につければ上のレベルでも楽しみな打者ではないのでしょうか。今後も期待して、見守ってみたいと思います。
更新日時:2014.05.09

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