後藤 瞭介選手 (大分商)

後藤 瞭介

球歴:大分商

都道府県:大分

ポジション:左翼手

投打:右 / 左

身長:185.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

 旧チームから中軸を任され、甲子園でも5番・左翼手として出場。緒戦の修徳高校戦(2013年08月09日)では、3打数0安打2三振といいところを魅せられないまま甲子園を去りました。   (第一印象)    大型ですが、長打連発というよりは野手の間を鋭く抜けてゆくタイプ。特に打球の速さ一級品で、県大会から目立つ存在でした。   (守備・走塁面)     一塁までの塁間は、4.4秒前後と左打者としては遅いタイム。それでも夏の大分大会の5試合で3盗塁と、けして動けない選手ではありません。    左翼手としても、落下点までの入りに無駄はなく、けして守備が下手な選手ではありません。ただし、送球を見るかぎり肩の弱さが気になります。   <構え> ☆☆☆☆    前足を軽く引いて、グリップの高さは平均的。腰の据わり・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスがよく、緊張感のある良い構えだと思います。   <始動> 遅そすぎ    投手の重心が下る時にベース側につま先立ちして、本格的に動き出すのは投手がリリースを迎える時。ここまで遅いタイミングだと、一定レベル以上の球速・キレのある球には立ち遅れてしまいます。   <下半身> ☆☆☆     始動~着地までの「間」がないので、あらかじめ狙い球を絞り、その球を逃さない「鋭さ」が求められます。ベース側にインステップするように、外角の球を強く意識したスタイル。それでも踏み込んだ足元がブレないので、外角や低めの球にも喰らいつくことができます。   <上半身> ☆☆☆    打撃の準備である「トップ」を作るのが遅れがちで、スピードボールに立ち遅れることになるでしょう。バットの振り出しもインサイド・アウトではないので、ボールを捉えるまでにロスは感じます。それでも大きな弧を描きバットの先端であるヘッドを立てることで、ドアスイングになるのを防いでいます。   <軸> ☆☆☆☆    足の上げ下げが小さい割には目線が動く気はしますが、体の開きも我慢でき、軸足も地面から真っ直ぐ伸びて安定。打撃の波も、少ないタイプではないのでしょうか。
更新日時:2014.01.13

将来の可能性

 守備・走塁でのアピール度は低いのですが、体格にも恵まれ打球の鋭さにも目を見張るものがあります。ドラフト候補云々ではないと思いますが、2014年度の大分を代表する強打者の一人に数えられそう。チームメイトにも良い左打者が揃うので、切磋琢磨して甲子園に戻ってきて欲しいと思います。
更新日時:2014.01.13

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