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卒業生
坂本 誠志郎

坂本 誠志郎(履正社)

都道府県:
高校:
学年:
2012 年卒
ポジション:
捕手
投打:
右/右
身長:
173 cm
体重:
74 kg
データ最終更新日:2011年6月27日

寸評

 2011年度の近畿を代表する捕手として、必ず名前があがるのが、この 坂本 誠志郎。しかしこれまで、何度となく見てきたはずだが、あまりピンと来たことがなかった。そこで最後の夏の大阪大会、始めて彼に注目して試合を見ることにした。

(ディフェンス面)

 身体は大きくないのですが、どっかりと腰を下ろして構える選手。どちらかというと、投手を叱咤激励して引っ張って行くリーダーシップ溢れるタイプ。ミットをしっかり示しますが、少しグラブは下げ気味です。1球、1球のキャッチングはしっかりしていますが、どかっと座り過ぎて、ミットだけ手を伸ばしてボールを捕りに行きます。またフットワークを生かしたような、機敏な動きをする捕手ではありません。故に投手がコントロールミスしたら、網羅できる範囲は限られます。スローイングは、2.0秒前後。地肩・スローイングはまずまずですが、図抜けた強肩ではありません。もう少し、身体全体でプレーする意識を持ちたいですね。

(打撃内容)

<構え>

スクエアスタンスで、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合、全体のバランスは好いのですが、両目で前しっかり見据えられていないのが気になります。

<始動>

 投手の足が引き上がる際に、足のスタンスを狭めて臨戦態勢に。実際に本格的に始動するタイミングは遅く、長距離打者や生粋の二番打者が打ちに行くような遅いタイミングの始動です。ボールをよ~く手元まで引きつけてから、動き出します。

<下半身>

 始動が遅いので、小さく足を引き上げるのみ。始動~到達までの「間」が短いので、どうしても打てる球は限られます。あらかじめ狙い球を絞って、その球を逃さず叩く鋭さが求められます。ベース側にインステップして踏み込むのですが、踏み込んだ足元がインパクトの際にブレてしまいます。そのため引っ張る打球は好いのですが、外角の球を我慢して、右方向に打つのには適していません。

<上半身>
 
 早めに打撃の準備である「トップ」を作ることで、始動の遅さを補います。ただバットを振り出すときに、身体から離れてバットがでるので、ボールを捉えるまでにロスを感じます。それでも最後までしっかりバットを振り切り、フォロースルーの段階ではグリップが高い位置にきており、ボールを遠くに運ぶことができます。

<軸>

 足の上げ下げは小さいので、目線は安定しています。ただ体の開きが我慢し切れないのが欠点ですが、軸足は強く安定しています。

 技術的には、かなり粗い部分があります。しかし始動の遅さ・軸足の強さ・フォロースルーの後押しなどをみると、かなり飛距離を出せる打ち方になっています。本質的には、かなり長距離打者としての資質を秘めている選手かもしれません。

将来の可能性

 捕手としては、体を使ったプレー。打者としては、対応力の粗さを改善して行くことが求められます。いずれにしても、捕手としての総合力を引き上げつつ、打者としての技量を高めて行くべきでしょう。大学や社会人に進んで、野球を続けて行ける素材。上のレベルで何を学び、何を表現してゆくのか。今後の成長に、期待してみたいと思います。

情報提供・文:2011.10.13  蔵建て男

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