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卒業生
蔭地野 正起

蔭地野 正起(智辯和歌山)

都道府県:
高校:
学年:
2013 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/左
身長:
184 cm
体重:
73 kg
データ最終更新日:2012年8月14日

寸評

 故障、不調に苦しみながらも最終学年で復活した右の剛腕。甲子園で最速144キロを計測し、復活を印象付けた。素質はやはりプロを狙える才能を持った投手であり、卒業後が楽しみな投手の一人だ。

(投球内容)
 ストレートは常時140キロを計時し、最速144キロを何度も計測。リリーフということもあって全力投球であったが、鋭い腕の振りから投じる速球はドラフト候補クラス。将来的には140キロ後半~150キロまでスピードアップも可能なストレートだと感じさせた。

 変化球は105キロのカーブ、115キロのフォーク、120キロ前後のスライダー。変化球のコントロールも良く、精度もまずまずで、縦横の変化を使えるのも良い。まだ速球が高めへ抜ける傾向が見られるが、一つ一つの球の精度は高い。本格化するのが遅かったが、それでも次のステージで飛躍出来る可能性を最後の夏で魅せてくれた。

 クイックは軸足にしっかりと体重を乗せて、威力あるストレートを投げる事を重視する為か1.30秒~1.40秒前後とそれほど早くない。

(投球フォーム)
 手足の長い体型を活かした角度を活かした投球フォーム。

 ワインドアップから入る。左足を頭上の近くまで上げていき、右足はバランスよく立つ。左足をショート方向へ伸ばしていき、左足の膝を伸ばし着地していく。軸足をしっかりと体重を乗せて、前足を上手く送り込んで着地することが出来ているので、体重移動は安定する。

 左腕のグラブを打者方向に伸ばして正対させている。やや開きが早く出所が見やすい形となっている。

 テークバックを大きく取って、トップを作る形は智辯和歌山の投手に共通した形。肘もしっかりと上げる事が出来ており、胸をしっかりと張る事が出来ており、上半身の使い方も良い。そこから上半身を鋭く絡ませていくので、腕の振りが鋭くなり、速球、変化球とも見分けが付きづらくなる。

 最後のフィニッシュでは腕の振りは良いが、踏み込んだ足が割れており、重心が一塁側に流れやすい傾向があるのでそれは気を付けていきたい。

将来の可能性

 最後の夏で魅せた投球は昨年の選抜よりも成長を実感させられる投球内容だった。将来的にはプロを狙える才能を持った投手であることを印象付けた。大学ではさらに志を高く持って取り組んで、数年後には大学球界を代表する速球派右腕として注目を集める存在になることを期待したい。

情報提供・文:2012.08.14  河嶋 宗一

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