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卒業生
香月 一也

香月 一也(大阪桐蔭)

都道府県:
高校:
学年:
2015 年卒
ポジション:
三塁手
投打:
右/左
身長:
175 cm
体重:
82 kg
データ最終更新日:2014年9月29日

寸評

 昨年までレギュラーとして出場していたが、今年にかけて急激に存在感を示すようになった香月 一也。千葉ロッテ好みの肉体的なポテンシャルはそれほど高くないが、攻守の完成度が高いタイプ。1年目では二軍で、それなりの存在感を示すタイプではないだろうか。彼の将来性、完成系についても考えていきたい。
(打撃)
 彼は仮契約時に「打撃」がセールスポイントと語ったが、まさに彼は打撃が持ち味の選手ではないだろうか。
大阪桐蔭は方針上、普段の練習から木製バットを使っている。ただ木製バットを使っているチームというのは、全国的に多くなっている。
 18Uと、木製バットを使っているチームの練習を見たことがあるが、前に飛ばせない選手が実に多い。ただ香月は違う。18Uでは多くの選手が自分のミートポイントに捉えることに苦労している中、木製バットでも、練習ではスイングの強度を変えながら、自分のミートポイントを確認したり、また試合になれば、広角に打ち返し、ファールで粘ったりと、実戦的な打撃が出来ていた。

 多くの高卒選手はまず木製バットの対応からスタートになるが、香月の場合、打撃の場合、木製でも自分の打撃が出来るのは大きなアドバンテージともいっていい。
 スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばしている。両目でしっかりと投手を見据え、バランスの良い構え方をしており、好打者と感じさせる。投手の足が下りたところから始動を仕掛け、右足を回しこむように上げて間合いを測りながら、真っ直ぐ踏み込んで打ちに行く。踏み込んだ足の動きを見ると、前膝は開きを抑えることができている。上手く膝が割れた形となっていて、低めのボールに対しても柔軟に捉えることができている。
 トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていき、グリップが入りすぎることなく引くことが出来ている。トップからインパクトまでに入る動作を見ると左ひじをしっかりと畳んで振りに行くことができており、インコースの捌きも良い。スイング軌道を見ると、森友哉から模倣したような縦のスイング軌道でボールを捉えることができており、低めのボールに対しては、長打にすることが出来ており、外角球に対しては横のスイング軌道で流し打ちで打ち返すことが出来ている。対応力の高さは今年の高校生でもトップクラスだろう。
 これまで数多くの香月の打撃を見てきたが、凡退した打席はあまり見たことがない。良い選手は凡打になっても、少しタイミングがずれた感じの凡ゴロ。香月の場合、下半身の体重移動ができず、ボールをこねた感じのゴロが多いが、これは修正可能であり、香月の打撃に対する意識の高さを見ると、プロの投手相手にも、しっかりと対応できる技術の高さを感じさせるのだ。
(守備・走塁)
 三塁守備を見ていて、動き自体は機敏ではないが、ボールに対して喰らい付くガッツは感じる。肩は物凄い強肩ではないが、それなりの強いスローイングは出来ている。小回りは効くので、二塁手としての適性を感じる。
 塁間タイムを見ると4.3秒~4.4秒と足があまり速くないのが課題だ。守備・走塁ともに突出したものはなく、あくまで打撃でアピールをしていく選手だ。

将来の可能性

打撃技術、意識は高校生としては高いレベルに達しているが、守備・走塁をウリにする選手ではなく、プロに入って、どれだけ打撃をウリにすることが出来るか。ここまでの打撃を見ると、シーズンで放つ本塁打は5本前後だが、打率は3割以上を狙うスタイルになっていくのではないだろうか。

 1年目から二軍でもそれなりの出場機会は積んでいきそうだが、彼が一軍で活躍する選手になるためには
・一定以上の守備力
・足が遅くても隙をついて盗塁出来る嗅覚の鋭さ
・二軍では3割~3割5分は残せる選手に
になるだろう。それぐらいの基準に達すれば、常時一軍は狙える選手になるだろう。あとは与えられたチャンスの中で、結果を残す勝負強さと運のみだ。本塁打は縦のスイング軌道からボールを捉えることが出来ているので、将来的には5本前後は打てるだろう。千葉ロッテはこのタイプに似た左打者内野手は多いが、競争に勝ち抜くことが出来るか注目をしていきたい。

情報提供・文:2014.12.07  河嶋 宗一

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