石原 丈路選手 (福知山成美)

石原 丈路

球歴:福知山成美

都道府県:京都

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:182.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 MAX140キロを記録する正統派左腕ということで、私自身も見たことがなかったこともあり、ぜひ見てみたいと思っていました。選抜では神村学園戦に、9回を完封勝利するなど全国にその名を知らしめました。   (第一印象)    ボールに凄みはないのですが、手足が長く打ち難いタイプの投手との印象。    (投球内容)    常時120キロ台後半~130キロ台前半ぐらいであり、球威・球速キレなどもさほどなものはありません。変化球は、90キロ台の大きなカーブ。それに110キロ台のスライダーに、スクリュー系のボールもあるとのこと。フィールディングも冷静ですし、牽制もまずまず。クィックも1.05秒前後と、大型の左腕にしては素早く投げ込むことができます。あとは、セカンドランナーなど走者が見えなくなった時にも、注意を怠らないことでしょうか。それほど細かいコントロールはありませんが、四死球で自滅するような荒々しさはありません。   <長所>    「着地」までの粘りがあり、体の「開き」も抑えられているところが好いところ。大型でも、ある程度下半身を使って投げられています。    腕が投げ終わったあと身体に絡んで来るような粘りがあり、「球持ち」もまずまず。フォームにそういった粘りが感じられるのが、この投手の嫌らしさ。   <課題>    グラブを抱えられなかったり、足の甲でしっかり地面を押し付けられないので、ボールが高めに上吊りやすいのが残念。    ボールを持った肩が上がりすぎて、グラブをつけている肩が下がり過ぎているなど、肩への負担が大きなフォームなのが気になります。
更新日時:2014.03.30

将来の可能性

 まだ持ち得る能力を存分に活かせていると言う感じはせず、本格化するのは数年先のように思います。しかし投手として一番必要な「粘り」のある投球ができるので、その点では好感が持てます。その資質を上手く活かせるようになると、上のレベルでも通用する投手になるのではないのでしょうか。少し長い目で、その成長を見守りたいと思います。
更新日時:2014.03.30

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