選手名鑑

松田 遼馬 (波佐見)

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松田 遼馬

松田 遼馬pro2011

都道府県:
長崎
高校:
波佐見
学年:
2012年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
183cm
体重:
85kg
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寸評
全国の強豪校の中でも緻密さならばトップクラスの横浜高校。陰で支えているのは小倉清一郎コーチの下、徹底とした情報収集が行われ、彼がその情報を咀嚼し、攻略法を編み出していく。その高い洞察力で数々の好投手を攻略してきた姿を目にしてきたが、馬力の強さで気持ちの強さで横浜を振り切った投手がいる。それが波佐見松田 遼馬だ。現代の投手には珍しい腰を深く沈めるオールドスタイルからマックス148キロを計測する伸びのあるストレートは惚れ惚れさせられる。ただ脆さも抱えており、終盤に攻略されやすい可能性も感じたが、それを気持ちの強さで押していった。

(投球スタイル)
マックス148キロ
常時140キロ~145キロ
カーブ 115キロ前後
フォーク  120キロ前後
スライダー 125キロ前後

腰を沈めて投げるオールドスタイルから投げ込む直球のスピード・伸びは素晴らしい。しっかりと指がかかっており、ストレートの威力ならば今年の高校生でもトップクラス。ただ沈み込みが激しく、やや肘が下がる故にシュート回転する傾向が見られる。変化球はカーブ、スライダー、フォークを確認。カーブは結構曲がる代物だが、振りが緩む傾向があり、上のレベルで使えるか疑問。スライダーはかなり切れており、これは使える球種だが、体が開くと横にずれる。フォークはシュート回転して落ちる代物で空振りを奪う目的ではなく、芯を外すシンカーとして捉えればいいか。変化球のレベルは高校生としてはまずまず高いが、武器になりそうなのはスライダーのみ。フォーク、カーブはフォームを見直していかないと厳しいと考える。

(クイックタイム)
1.2秒~1.3秒前後とそれほど速いタイムではない。やはり腰を深く沈めてからクイックおするためどうしても遅くなる。フィールディングの動きは素早いし、難しい動作を軽快にこなせる身のこなしの良さを見ると身体能力はかなり高い。

(打者への攻め)
・右打者
右打者には外角中心にストレート、カーブ、スライダーを投げ分けていく配球。アウトコースの制球力は十分。時折、インコースを投げることもあるが、コンビネーションとして取り入れているようには見えない。加古川北戦ではストレートとスライダーの投球のみで終始し、奥深さは感じなかった。スライダーを投げるときに体の開きが顕著になる。これは良くない傾向だ。
・左打者
ストレートは両サイドへしっかりと投げ込める制球力はある。横浜戦ではインコースの割合が高く、相当警戒していたことが伺える。外に変化球に集めながら、カウントを整えていき、追い込んでストレートで決めていく。

両サイドへ攻められる制球力はあり、またピンチになっても気持ちで押していける強さがある。ただ変化球を見極められることが多く、今の変化球が上のレベルでも通用するかは未知数。ストレートで押し切ることしかできない現状を考えると取り組まなければならない課題が多い。

(投球フォーム)
セットポジションから入る。左足を高く上げていき、右足はしっかりと立つ。左足を二塁方向へ足を伸ばしていき、着地する。左腕のグラブを真っ直ぐ伸ばすが、すぐに引き込む。やや開きが早い投球フォームで出所自体は見やすくなる。また左胸にグラブを抱えようとするが、すぐに解ける動作が見られるのも気になるところ。軸氏の動きを見ると折り曲げてじわっと投手方向へ送り込んでいき、体重移動に入る。テークバックの動きをコンパクトに取っていき、トップに入る。下半身の動きはダイナミックだが、上半身の動きはコンパクトだ。リリースを見ると捕手寄りで離すことができており、球持ち自体は良い。フィニッシュを見るとスムーズに体重移動ができており、ボールの力を伝えるのが上手い。時折、沈み込みが激しい膝の割れが見られる。全体的にダイナミックなフォームで、消耗がしやすい。そのため疲労が溜まるほどボールのバラつきが顕著になる。

軸足にじっくりと力を溜めて、そして鋭い腕の振りで一気にエネルギーを放出する。左腕のグラブが遊ぶ癖が見られる。ただこの左腕の使い方をしているからこそ、左腕が邪魔にならず鋭い腕の振りを為すことができているために矯正するのは難しく感じる。この動作は段階を踏んで修正していかなければならないだろう。
将来の可能性
伸びのあるストレート、コンスタントに140キロを計測する馬力の凄さ、身体能力の高さ。スカウト受けしそうな素材であり、将来性ならば今大会一だろう。ただ見極めがされやすい変化球、ブレが大きい投球フォームなど課題が多く、プロではどのポジションで活躍できるかは未知数。短いイニングで力を集約できて、気持ちで押し切る強さがあるためリリーフタイプだと評価する。今のパフォーマンスを維持できればドラフト中位で指名される逸材。夏にはさらに投手としての完成度を高めていくことを期待したい。
情報提供・文:2011.04.02 河嶋 宗一
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